
こんにちは!プラーナ海老名です。
異常な暑さと言われるこの夏、みなさんはどのように過ごされていますか。
屋内で過ごす時間が増えている方が多くなっているのではないでしょうか。
特に仕事においても、暑さ対策のため室内で取り組む時間が増え、
これまで以上に人とのやり取りが増えたなんて話も聞きます。
さて、先日こんな話を聞きました。
「ただ趣味の話を楽しくしていただけなのに、相手があまり楽しそうでないんです」
どうやらお相手から少ししつこいと言われてしまったとのこと。
「話が積極的な人」と「しつこい人」。この2つの違いを、あなたはどこで感じますか?
今回は、そんなコミュニケーションの「モヤモヤ」を解消できるよう、「積極的な人」と「しつこい人」の違いを具体的に探っていきます。
目次
「積極的」なコミュニケーションとは?
「積極的」なコミュニケーションは、相手との関係性を深めるための、前向きな行動や発言を指します。
これは、自分の興味や考えを伝えるだけでなく、相手の反応を受け止め、尊重しながら会話を進めていくイメージです。
具体的な特徴を見ていきましょう。
- 双方向のやりとり:自分の話ばかりするのではなく、相手の話にも耳を傾け、「うんうん、それでどうなったの?」と相槌を打ったり、質問をしたりします。会話のキャッチボールを楽しんでいる状態です。
- 相手の反応への配慮:相手が忙しそうにしている時や、疲れているように見える時には、「また今度聞くね」と声をかけるなど、相手の状況を察して配慮できます。
- 話題の選択:相手が興味を持ちそうな話題を選んだり、相手が話したいことを引き出そうとします。
- 言葉の選び方:自分の意見を伝える時も、「私はこう思うんだけど、あなたはどう?」というように、相手に意見を求める形で話すことが多いです。
「積極的」なコミュニケーションは、お互いの気持ちやペースを大切にすることで、心地よい関係性を築くための土台となります。
「しつこい」コミュニケーションとは?
一方、「しつこい」コミュニケーションは、自分の欲求やペースを優先してしまい、相手に心理的な負担をかけてしまう行動です。
多くの場合、相手を困らせようという意図はなくても、結果的に相手に不快感を与えてしまいます。
- 一方的なやりとり:自分の話したいことだけを一方的に話し続け、相手の相槌や反応を無視してしまいます。相手が興味なさそうにしていても、気づかずに話し続けてしまうことがあります。
- 相手の状況を無視する:相手が明らかに忙しそうにしているのに、「ちょっといい?」と話しかけ続けたり、SNSのメッセージを立て続けに送ったりします。
- 同じ話題の繰り返し:相手が「もういいよ」と言っているのに、何度も同じ質問をしたり、同じ話題を持ち出したりします。
- 過度な距離感:まだあまり親しくないのに、個人的な質問を深く掘り下げて聞こうとしたり、連絡先をしつこく聞いたりします。
「しつこい」コミュニケーションは、相手の気持ちや状況が見えていないことによって引き起こされます。
相手にとっては、まるで一方的にボールを投げつけられているような、プレッシャーを感じる状況になってしまうのです。
積極的としつこいのボーダーラインは?
では、この2つの違いを判断する具体的なポイントは何でしょうか?
それは、「相手の反応をどれだけ感じ取れているか」に集約されます。
例えば、あなたが好きなアニメについて話しているとしましょう。
【積極的な場合】
あなた「最近、『〇〇』っていうアニメにハマってて! キャラクターデザインがすごく可愛いんだ。〇〇さんはアニメとか見る?」
相手 「あんまり見ないかな」
あなた「そっかー、じゃあ次のお休みの日にでも見てみて!そういえば休みの日は何をしてた?
相手に「あまり見ない」と言われたら、明るく切り替え、別の話題にスムーズに移ることができていますね。
【しつこい場合】
あなた「最近、『〇〇』っていうアニメにハマってて! キャラクターデザインがすごく可愛いんだ。〇〇さんはアニメとか見る?」
相手 「あんまり見ないかな」
あなた「えー、もったいない! めっちゃ面白いんだって! 主人公の声優がね…」
相手に「あんまり見ない」と言われても、相手の反応を無視して自分の話だけを続けていますね。
この違い、お分かりいただけたでしょうか?
「積極的な人」は、相手の反応をヒントにして、会話の方向性を柔軟に変えられます。
一方、「しつこい人」は、相手の反応に気づかなかったり、気づいていても自分の話したい気持ちを優先してしまったりします。
相手の表情や声のトーンから感情を読み取ることが苦手な方もいるかもしれません。
そういった場合は、言葉のやりとりに焦点を当てるだけでも、大きく変わります。
相手が「えーと」「あー」「そうですね…」などと、歯切れの悪い返事を繰り返している時は、
もしかしたら「話を切り上げたい」「話題を変えたい」というサインかもしれません。
快適なコミュニケーションのための具体的なヒント
では、どうすれば「しつこい」と思われずに、快適なコミュニケーションを築いていけるでしょうか?
快適なコミュニケーションのためのヒントを5つご紹介します。
1. 質問の仕方を変えてみる
「〇〇は好き?」とクローズドな質問ではなく、「最近何か面白いことあった?」とオープンな質問をすることで、相手に話す選択肢を与えられます。
2. 相手の発言を繰り返してみる
相手が「最近、猫を飼い始めたんだ」と話したら、「猫を飼い始めたんですね!」と繰り返すことで、「ちゃんと聞いてるよ」というサインを送れます。
3. 「相手の発言」の後に「自分の発言」を挟む
「〇〇さんはどう思う?」と質問し、相手が答えたら、「なるほど、そういう考え方もあるんですね。ちなみに私はこう思います」と、自分の意見を伝える前に、一度相手の意見を受け止めることで、一方的な印象を避けられます。
4. 沈黙を恐れない
会話が途切れると、「何か話さなきゃ!」と焦ってしまうかもしれませんが、沈黙は悪いことばかりではありません。
少しの沈黙は、お互いが次の話題を考えるための時間になります。無理に話し続けようとせず、ゆったりとしたペースを心がけましょう。
5. 相手の表情や仕草を観察してみる
もし可能であれば、相手が腕を組んだり、時計をチラチラ見たりしていないか観察してみましょう。
これらは、「もう話は終わりたい」というサインかもしれません。
5.まとめ
「積極的な人」と「しつこい人」の違いは、相手の気持ちを想像し、配慮する姿勢があるかどうかです。
これは決して、特別な能力ではありません。
相手の表情や言葉のサインに少し意識を向けること、そして、自分の話ばかりにならないよう、「会話のキャッチボール」を意識することから始められます。
コミュニケーションは、練習すれば必ず上達するスキルです。
もしあなたが「もしかして、私ってしつこいって思われてる?」と悩んでしまった時、どうすれば良いか、不安に感じている方もいるかもしれません。
そんな時は、信頼できる家族や友人に、勇気を出して聞いてみるのも一つの手です。
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