仕事についても長く続かない…そんな悩みをお持ちの方は少なくないと思います。
実際プラーナには一度も就職をしたことが無いという方もいらっしゃいますが、それと同じくらい、何度も就職をし、続けることが出来ずに悩んだ末に足を運ばれる方もいます。
今回は同じ会社で長く働き続けるためのカギについてお伝えしていきたいと思います。
離職と転職を繰り返す方の中には「職場でうまく適応できなかった」「職場に馴染むことができなかった」と理由を挙げる方がいます。
今回はこの記事を通して自分が転職をくりかえしてしまう本当の理由を掘り下げていけたらと思います。
長く働き続けるためのカギとは
お仕事を長く続けるためのポイントはいくつかあります。
- 自分自身が持つ特性(出来る、できない、好き、嫌い)と職場の相性
- 相談できる人・話せる人がいるかどうか
- 逆境に対する考え方
- 入社後数か月をどう過ごすか
ひとつづつ解説していきましょう。
1.自分自身が持つ特性(出来る、できない、好き、嫌い)と職場の相性
どんな仕事でも自分と合っていなければ、長く続けられる人は少ないです。
大抵の人が多かれ少なかれ得意、不得意、好き、嫌いを持っています。
自分に合った職場の環境は?自分に合った職種は?得意を活かせる仕事ってどんなところだろう?
職場との相性を考えるとき、「やりたい」という動機ももちろん必要ですが「できるかな?」「続けられるかな?」という視点も必要です。
「やってみなくちゃ分からない」
もちろん、それも一理あるのですが、自分をもっと深く知ることで、チャレンジする前に予測を付けることが可能です。
また、自分では分からなかった以外な一面、意外な特技、客観的にみた評価も長く続けることが出来る、相性の良いお仕事を選ぶうえで重要と言えます。
2.相談できる人・話せる人がいるかどうか
一番理想的なのは、就職した先に信頼して相談できる人がいることでしょう。ただ、多くの場合は就職した先にもともと知っている人は居ないですし、信頼関係を1から築いていくことが必要です。
職場に相談できる人・話せる人が居なかったとしても、友人や家族など、あなたの話を聞いてくれたり、アドバイスしてくれる人が身近にいるのであれば、まだ心強いです。
ただその場合、友人や家族はあなたの職場の中のことは見えません。あなたから聞く話だけで全てを理解することは難しいので、必ずしも適切な助言が出来るとは限りません。
相談できる人・話せる人がいると長く働き続けられる可能性が高くなります
それは話をすることで自分の考えを整理したり、客観的な意見を聞くことで冷静になれたり、また時に、問題にぶつかっているのは自分だけではないことに気づくからです。
仕事をしているとほとんどの人が問題やチャレンジにぶつかります。あなたがぶつかっている問題も、過去だれかしら同じ問題にぶつかっています。
また、一人では思いつく対処法が2つだけだったとしても、誰かに相談すると別の方法も見出すことが出来るかもしれません。視点が変わると、自分は気が付かなかった発見があるものです。
職場の先輩は信頼関係を築くのに時間がかかる、友人や家族は職場の中のことはわからない。
両者の良いとこどりをしたのが、定着支援の支援員です。
プラーナの定着支援は就労移行を利用していたご利用者様の定着をサポートさせていただいています。
ですので、しっかりとした信頼関係を築き、あなたがもつ得意、不得意をよく理解したうえで職場との間に入り支援をします。あなたのお話や相談も聞き、企業からも話をききます。
あなたと職場との間に定着支援の職員が入ることで就業先に直接は言いにくいことを相談することもできるので、支援員を挟まないときよりも円滑なコミュニケーションが生まれ、結果的にお仕事を長く続けやすくなります。
3.逆境に対する考え方
同じ出来事が起こったとしても、その出来事をどのようにとらえるか、どんな意味をつけるかはその人自身が選ぶことが出来ます。
逆境があった時、それをとても大きな問題として捉えてしまったり、よくない想像が広がり不信感を抱いてしまったり。自分や他人を責めてしまうと大きなストレスにつながります。
仕事内容や職場環境が合っていたとしても、考え方や受け止め方に歪みがあると何かのきっかけでポキッと折れてしまうことがあります。そういったストレスに対処するための方法、自分自身のメンタルを鍛える方法はプラーナの就職支援の中でカリキュラムとしてお伝えをしています。
4.入社後数か月をどう過ごすか
長く働き続けるためのカギの最後にご紹介するのは、入社後の数ヵ月をどう過ごすかです。
最初の数ヵ月で職場にうまく馴染むことができれば、その後の定着率が高まります。
障害者雇用をしている企業では、特に最初の1ヶ月に社内面談や支援機関のなど定着面談などフォローを手厚くしている企業もあります。
主な離職理由として「人間関係がうまくいかなかった」「仕事が合わかなった」が挙げられます。
人間関係と仕事内容は長く働くことと大きな関係があり、自分にあった働きやすい環境を考えていく必要があります。
自分にあった「働きやすさ」とは
人間関係や仕事内容を良い、悪いと評価しがちですが、ポイントは自分に合うか合わないかで見極めることです。
例えば、社員数が多く、社員同士のコミュニケーションが活発な職場の場合、少人数と落ち着いたコミュニケーションを好む方にとっては緊張を強く感じることや疲れを感じてしまうかもしれません。
仕事内容についても、1日パソコンでの入力作業を自分のペースで落ち着いてできると思う方もいれば、そもそもパソコン作業は苦手、1日同じ作業は集中力が続かず、飽きてしまうと感じる方もいます。
自分にとって働きやすい職場はどんな職場なのか、自己分析を行いましょう。
- 仕事内容は体を動かす作業系、座って取り組む事務系
- 1つの仕事を繰り返して取り組む、臨機応変に複数の仕事を取り組む
- チームで取り組む仕事、1人で取り組む仕事
- 人間関係は多くの人と関係を築く必要がある、チームや部署の限った関係を築く
- 勤務は週5で1日の勤務時間は短い、週4日で1日の勤務時間は長い など
落ち着いて仕事に取り組める環境や勤務形態は何か、対人コミュニケーションはどういった状況なら負担に感じないのか…など
今の自分の体調に合っているか、今までの経験を振り返ることも大切です。
まとめ
長く働き続けるために、どういう場面で難しさや困ってしまうのか、体調に影響があるのか、落ち着いて取り組める状況や環境はどういう状態なのかなど自己分析をして整理していきます。
プラーナでは就職活動にお伝えしていますが、自己分析や応募書類作成などのお手伝いもしています。
一人ではうまく進められない方には職員と面談しながら取り組むこともできます。
また、就職後にも役立つ体調管理やビジネススキル、コミュニケーションについてカリキュラムでお伝えしています。
就職活動でお困りの方、一人では何から取り組んでいいか分からないとお悩みの方、ご興味ある方はぜひお問合せください。