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【アンガーマネジメント】なぜ人は怒るのか?イライラのメカニズムと3つの対処法

こんにちは、プラーナ宮崎です。

最近の宮崎は、朝夕の冷え込みが強くなってきましたが、日中はまだまだ暑いといった日が続いています。

ご利用者様から季節の変わり目で体調が安定しない、何を着ていいのか分からないといったお話もよく聞くようになってきました。

体調が安定しないと、気持ちの不調に繋がることがありますよね。

皆さんも気持ちの不調から、ちょっとしたことでイライラしたり、感情の切り替えができずに不機嫌になったり、周囲の人や物に八つ当たりしてしまったりしたことはありませんか。

イライラや怒りといった感情があっても、就労をする中では、仕事を円滑に進めるためにも良好なコミュニケーションを築く必要があります。

そこで、今回は怒りの感情と上手に付き合っていく方法のひとつ「アンガーマネジメント」についてお話していきたいと思います。

 

 

「怒り」のメカニズム

 

「前から言おうと思ってたんだけど・なぜ・どうして・いつも・絶対・必ず・ちゃんと・しっかり・きちんと」

皆さん、このようなフレーズを使うこつはありませんか。これは怒る時によく使われるフレーズと言われています。

 

皆さん、自分の中での価値観や理想、常識といったこだわりがありますよね。

イライラしやすい、不満がたまりやすいといった「怒りの感情」のほとんどは、その自分の価値観や理想、常識を裏切られた時に湧き上がると言われています。

自分の理想と現実とのギャップが生まれた時、相手のことを理解できずその相手に対して「怒り」をもつのです。

 

また、イライラや不満といった怒りの感情は最初から怒りとして現れるのではなく、悲しい・寂しい・苦しいといった第一次感情が許容量を超えると怒りになると言われています。つまり、ネガティブな感情が「怒り」に変わるのです。

人は誰かに「わかってもらいたい」という気持ちをもっています。

不安や恐怖、イライラ、寂しさといった感情を誰かに分って欲しいという気持ちから、誰も自分の気持ちをわかってくれない、自分の気持ちをわかるわけがないといううまく行かない時に「怒り」といった感情になるのです。

皆さん、身近な人ほど、自分の事を理解してくれるはずだと無意識に思ってはいませんか。

家族、友人など、特に身近な人には自分の本音を言わなくても、感じ取ってくれる、分かってくれると無意識に期待しており、その期待が大きいほど、怒りの感情は強くなるのです。

そこで知っておきたいことは、そもそも人それぞれ自分のルールや常識が違うということです。

自分の価値観や理想は自分のものであり、家族だから、友人だからと分かってくれるわけではありません。

職場の上司や同僚といった対人関係においても同様に、相手にも常識や価値観があるため、自分の中にある常識や価値観とは違っている可能性があるということを普段から認識しておき、お互いに認め合い、良好な人間関係の構築に繋がりますし、そうすることで、柔軟に物事を考えられ、視野を広げることができます。

 

アンガーマネジメントを実践し、怒りと上手に付き合おう

 

アンガーマネジメントとは、怒りと上手に付き合う方法のひとつです。

 

  • 怒りの衝動は「6秒間」我慢しましょう。

怒りを感じたら、怒りに反射せず、「6秒間」やり過ごしましょう。

怒りのピークは6秒と言われており、怒りにまかせ、イライラして6秒以内に行動を起こしてしまうと、相手や物にあたってしまい、後々、後悔する結果となることが多いと言われています。

 

怒りの感情が湧いたら、まず頭の中を真っ白にするイメージで、6秒だけ、思考を停止させてみましょう。

意識的に6秒だけ、口角アップさせてみてもOKです。笑うフリをすることで、笑顔になり、自然と寛容な気分になります。

 

またはイライラし始めてから6秒間、「大丈夫」「落ち着こう」など気持ちを落ち着かせるフレーズを用意しておき、怒りを感じた時に6秒唱えてみるのも一つの手です。自分なりの心が休まるフレーズを考えておき、咄嗟の時にすぐに心に思い浮かべられるようにしてみてもいいですね。

 

  • 不要な~べきを手放しましょう。

自分の中に『~すべき』が多く、強いほど、怒りが生まれやすいと言われています。

怒りのメカニズムでもお話したように、自分のルールや常識、価値観と相手の反応が違うときほど、怒りに繋がりやすくなります。

 

人は誰でも、性格や生活環境、価値観、理想、その日の体調や気持ちによって、それぞれ自分の「~すべき」をもっています。その為、自分の中で『~すべき』という縛りが多いと、相手へ求めていることと現実のギャップが大きく、怒りやイライラに繋がりやすくなるのです。

 

まずは自分の中にある不要な『~すべき』を手放して、ギャップを減らしていきましょう。

そのためにも、「許せない・許容範囲・許せる」という三重丸の構造で視覚化してみましょう。

自分の「許せない・許容範囲・許せる」の三重丸を具体的にすることで、普段から自分の中の「許せない」ことを相手に分かりやすく伝えておきましょう。許せないが多いと、価値観や常識の狭さから現実とのギャップが生まれやすく、怒りに繋がりやすくなるので、少しずつ許容範囲の境界線を広げていくことも大切です。

 

もちろん「許せない」ことを無理に変える必要はありません。「許せない」ときには素直に怒ってみてください。心理学の中では、怒りの感情は自分を守るための感情だと言われています。

「怒り」も大切な感情のひとつであり、抑え込むことは体や心に大きな負担になります。怒りは自分のネガティブな感情を発散し、ストレス軽減に繋がります。

その際、注意することは、気分で怒らず、怒り方にブレがないようすることです。その時の感情で怒ってしまうと、他者から、いつも怒っている人、何に対しても不満をもっている人と見られやすくなります。自分の中でここは「許せない」といったところを軸に感情を表現するようにしましょう。

  • どうしようもないことは割り切りましょう。

どうしようもないこと、しょうがないことに対しては「まっいいか」と割り切ることが大切です。

過去の出来事や他人のルール、常識を変えることは難しいですよね。過去の事や自分の価値観や常識に合わせて、他人をコントロールしようすると、大きなエネルギーが必要となります。また世の中の仕組みや不測の事態といった、自分の力ではどうにもならないことを思い悩んだり、イライラしたりするのは、無駄なエネルギーを使い、ストレスを抱えることになります。エネルギーを使っても、それらを変えることができるわけではありません。

自分でどう努力しても変えられない、どうしようもないことは割り切って、いい意味で諦め、自分でコントロールできる自分のこれからの行動や今の感情に目を向け、できることから始めていきましょう。

 

 

まとめ

自分の気持ちと素直に向き合うのは難しいと感じる方がいらっしゃるかもしれません。

ご利用者様の中には、怒りだけでなく、喜びや悲しみといった様々な感情に蓋をしており、自分の気持ちを発信するのが苦手な方も多くいらっしゃいます。

 

良好な人間関係を築くためにも、まずは自分の気持ちを表現することが大切です。そして、自分の気持ちを相手に伝えていく必要があります。

 

プラーナでは、就労をした際に良好な人間関係が築けるよう、自分の気持ちや現状と向き合い、他者に向けて表現や発信ができるようになるための実践的な練習の機会をカリキュラムにて提供しています。

以前は、自分の気持ちをなかなか言葉にできなかった方も自身の思いをしっかりと相手に伝え、上手にコミュニケーションを取ることができるようになっています。

 

相談対応も充実していますので、ご興味のある方はご相談だけでもお気軽にお電話、メールくださいね。

最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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