こんにちは、プラーナ宮崎です。
4月も終盤に差し掛かり、来週はもうゴールデンウイークがやってきますね。
新生活や環境の変化に慣れたころに、休みとなり、ゴールデンウイーク明けの出勤や登校が
不安になっている人も少なくはないのでしょうか。
不安や心配といった、ストレスから体調の不調につながることもあります。しかし、ストレスの表れ方やストレス耐性、対処法など、個人差があります。
その中で、今回はストレスと考え方、捉え方の関係についてお話していこうと思います。
ストレスの表れ方
先ほども個人差があると話しましたが、人にはストレスの受け止め方に偏りがあります。自分のストレスが増大するとき、どんな考え方に陥っているかを見極めることでくせ(偏り)が見えてきます。無意識にやってしまいがちな言動から思考の偏りを自覚し、少しだけ角度を変えて捉え直すことで、ストレスにうまく対処でき、心と体が楽になります。
よくストレスと表現されますが、体に表れやすいタイプと心に表れやすいタイプの人がいると言われます。
またストレスは自律神経に関係していると言われることがあります。
- 神経症タイプ
神経症タイプの人は、心の不調が起こりやすい人です。ささいな出来事や人間関係のストレスに強く反応し、問題を膨らませてしまいます。そのため、体への重い症状が出ることは少なく、やる気の低下、疲労感などといったメンタルの不調が前面に出てきます。
- 過剰適応タイプ
過剰適応タイプの人は、体の不調が起こりやすい人です。何事も完璧にこなしたい、目標を達成したいと思うあまりに頑張りすぎてしまいます。自分はストレスに強いと思い込んでいるので、休みたい、眠りたい、という欲求を封じ込めてしまった結果、心よりも頭痛、下痢や腹痛、生理不順など体に不調が表れます。
このような考え方をしていませんか?
- 先読み思考
先読み思考の強い方は、物事を進める時に、○○かもしれない、○○にちがいないと悲観的な予測を立ててしまいやすくなります。
そのため、多くの可能性があるにも関わらず、確かめないうちから悪い予想を立ててしまいます。
- べき思考
○○すべきだ、○○しなければならない、などと思い悩んでしまいやすい考え方です。
生活やお仕事の中で、思うようにことが運ばないことは多くあります。しかし、べき思考の方は、現実を見ずに自分で「〇〇すべき」と自分で自分を縛ってしまって苦しくなってしまうことがあります。
例えば、調子が悪くて少し散らかっている部屋を眺め、「主婦ならば完璧に家事をするべきだ」と考えて自分を責めてしまうといった感じです。
- 思い込み、レッテル貼り
自分が着目していることだけに目を向けて、根拠が不十分なのにも関わらず、「いつも○〇だ」「必ず〇〇だ」などと考えやすい人です。
何か仕事でミスをしたときに、そのミスのみに着目して、自分はダメな人間だとレッテルを貼って、考えてしまうことはありませんか。
また他者の言動の一部だけに着目し、この人は「〇〇だから自分とは合わない」などと決めつけたり、苦手だなと感じたりしたことはありませんか。
思い込み、レッテル貼りの傾向が強い人は、「全部がだめになる思考」になりがちです。
- 深読み
深読み志向が強い方は、相手の気持ちを一方的に推測して、「きっとあの人は○○と考えているに違いない」と相手の心を読んでしまう傾向があります。
例えば、会話中に相手がふと時計を眺めたら、「きっと自分の話はつまらないと思っているのだろう」と考えてしまったりするため、相手の言動に対し、勝手に振り回されてしまいます。
- 自己批判
よくないことが起きると、自分が原因と考えて、自分を強く責めてしまう考え方です。
みんなで取り組んできたプロジェクトが失敗したときに、「自分のせいだ」と考えて、必要以上に自分を責めてしまったりします。完璧主義のタイプには、自己批判思考が強いと言われています。
- 白黒思考
灰色(あいまいな状態)に耐えられず、ものごとを白か黒か、良いか悪いかなどと極端にとらえてしまう考え方です。ちょっとしたミスをして注意を受けたときに、「完璧にできなかった自分はダメだ」と考えてしまいます。物事に対し、白黒はっきりしているので、許せないことも多く、人に対してもはっきりと好き嫌い出てしまいます。
おすすめ思考法
- 2:1思考
小さなストレスに対し、「私はダメだ」「あれは許せない」と全否定でとらえがちなのが神経症タイプの人に多いと言われています。物事も人付き合いも、2:1で捉えると楽になります。
許せない部分が「2」あったとしても、許せる部分を「1」見つけることで、気持ちが少し楽になります。
一つの物事に対し、全体を見て、ここはOK、ここはNGと整理してみましょう。
- 「いい加減」力を鍛える
心の底で『自分の存在を他人が受け入れてくれる』という自信がもてないために、高い評価を得たくて無理をしがちです。
「不完全でもいい」「ありのままの自分でいい」と今の自分を捉え直し、全力で頑張らない“ちょうどいい加減”を見つけるよう意識してみてはいかがでしょうか。
このくらいまではOKといった、グレーゾーンを見つけることも大切です。
まとめ
ストレス耐性が低い方の中には、物事の捉え方に偏りがある方が多くいます。
プラーナでは、自分の考え方や捉え方のくせを知れるプログラムを随時、実施しています。
卒業生の中でも、自分の優先順位や適度な考え方、自分とは違った考え方を知ることができ、心に余裕が生まれたと話される方がいらっしゃいました。
自分の、物事に対する考え方や捉え方を知るだけでも、同じ出来事に対し、ストレスの受け方が違ってきます。
ご興味のある方はぜひ、ストレスマネジメントや自己分析のカリキュラムに参加してみませんか。
興味のある方はぜひ下記よりお問い合わせください。
最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。