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就職事例

【就職事例】統合失調症 30代男性「ここにいていいんだと思える安心感があった」|リワーク体験談

※写真はイメージです

統合失調症 30代男性 Kさん

プラーナ八戸利用期間 1年10ヵ月

 

「自立したい」自分の中に芽生えた希望

プラーナを利用する以前は、就労継続支援事業所で活動していたが、「工賃」という形ではなく、「給与」を得たいと考えた。

一般就労か就労継続支援事業所かと悩んだとき、思い浮かんだのは母の顔…。

家族に迷惑をかけたくないという気持ちが人一倍強く、自立したいという思いが芽生えたことで就労継続支援事業所ではなく、一般就労を目指すことを決意する。

デイケアでの活動時、偶然見かけたパンフレットを見てプラーナの見学を決めた。

 

ご自分の障害や苦手なことと向き合いながら、目標である一般就労の道を進み始めたKさん。

プラーナと出会い、少しづつ前に進んでいった軌跡を今日はご紹介させていただきます。

 

 

目次

 

01.プラーナを知ったきっかけは「パンフレット」

プラーナの存在を知ったきっかけは、デイケアでの活動時に見かけたパンフレットだった。

就労移行支援という聞き馴染みの無い言葉に始めは戸惑いもあったが、主治医や家族へ相談し見学を決意。

 

見学当日。緊張が強くあったが、

「わからないことは何でも聞いてくださいね」と施設スタッフから声をかけられたことで少し緊張がほぐれた。

そして、自分が納得いくまで説明を受けられるということ、実際に体験利用をしてから利用を決められることを知り、前向きに考えることができた。

体験利用では、苦手であった人間関係におけるコミュニケーションに苦戦するものの、同じ悩みを抱えるご利用者様や不安な時には職員が相談に乗ってくれることで、次第に「自分はここにいていいんだ」と安心感を得る

体験利用を数回行い、利用を決めた。

 

02.就労移行支援プラーナ利用開始!体調管理と人間関係の壁に悩む

一般企業で働くためにプログラムを通じて自分にまず必要だと思ったのは「体調管理」だった。

週5日である程度まとまった時間を働くことを想定していくが、スタッフと相談しまずは少ない週3日から利用を開始。そこから徐々に体調を安定させて週5にしていこうとするが早速壁にぶつかる。

就労継続支援事業所やデイケアとの活動のギャップに戸惑い、ストレスを溜めてしまったことで体調を崩しがちになってしまった。

また、人間関係の悩みもあった。

利用していた時期はちょうどコロナ禍ということもあり、マスク着用で全員が通所していたため、表情から感情を読み解くことが難しかったり、「自分の一言や態度で相手を嫌な気持ちにさせていないか」ということを考えたりすることが多くなってしまったのだ。

 

しかし、そこでKさんは諦めなかった。

プログラムに参加が難しいときは緊張感が少なく、周囲の声があまり気にならない席で参加をしてみたり、相談の時間を職員と設けることでストレスとどううまく付き合っていくか自分なりの方法を確立していったのである。

週3日から週4日、そして週5日の午前のみの活動と、スタッフと面談を重ねた上で徐々に活動量を増やしていく。

結果、プラーナ利用1年の期間を待たずして週5日での通所という、ファーストステップに到達することができた。

 

03.就労移行支援プラーナを利用することでの変化

プラーナで身に付けたことで最も印象に残っているのは「苦手な人との関わり方」や「社会人としての周囲の人ととの関わり方」であると語るKさん。

数あるプログラムの中でも、ストレスヘルスケアのプログラムを通じて自分自身のストレスとの付き合い方も習得する。また、WRAPという参加型プログラムの中では、他者が自分の体調を安定させるために行っていることを知ることができ、自分自身の行動にも役立てることができた。

それまでPCのスキルに不安があったが、プラーナPCビジネス検定を通じて自分自身のスキルに自信を付けることができたと嬉しそうに話す。

 

「でも、本音を言うと一番印象に残っているのはイベントのことです」

そう笑顔で答えてくれた。

プラーナでは季節ごとにイベントを実施しているが、コロナ禍で様々なイベントが無くなっていく中でもプラーナは感染対策をしっかり行った上で実施してくれたことで心置きなく参加することができた。

就職活動中に参加したイベントや卒業セレモニーは、リフレッシュするとともに自分の目標を再確認する良い機会になったと教えてくれる。

イベントに笑顔で参加してくれるKさんの姿を見て、スタッフもとても嬉しく、温かい気持ちにさせてもらっていた。

周囲の人を笑顔にする力を持つKさん。

そんなKさんも、就職活動中は苦労することが多かったという。

 

04.就職活動中にぶつかったこと、大変だったこと

就職活動では3か所、企業見学へ行ったKさん。企業ごとに行った面接対策で一番苦労したと話す。

 

「私は本番で緊張することがわかっていたので、企業へ質問したいことは事前に施設スタッフへ確認し文面を一緒に考えてもらいました」

と自分なりに対策を行う。その他にも企業それぞれの理念やキャッチコピー、大切にしているものをHPなどで調べ、自分なりに企業への理解を深めた。

 

スタッフと面接練習を繰り返し行い、面接当日は練習以上の力を発揮することができていた。

 

05.就職、そして現在

就労継続支援事業所から、一般就労の道へステップアップすることができたKさん。

ここに至るまでには並々ならぬ努力があった。

そんなKさんから、プラーナで活動しているご利用者様やこれからプラーナを利用する方へメッセージをいただいている。

「もし、働くことを悩んでいる人がいたら、迷わずプラーナをおすすめしたいです。でも、おすすめするためには自分が働く先輩として恥ずかしくない行動で責任を持って仕事をしていきたいと思っています。プラーナは他の就労移行支援事業所と違って、一度会ったら一生の縁だと言ってくれます。悩んだとき、不安なときに頼れる人がいるというのは本当に心強いことです。ぜひ、悩んでいたらプラーナに一度来てみてください!きっと安心できると思います。」

 

働くという事は、簡単なことではないかもしれない。

でも、苦しいときは「自立したい」という初心に帰ることで気持ちを新たにできていたという。

我々スタッフ一同、Kさんのそんな姿を尊敬している。

 

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