こんにちは、プラーナ宮崎です。
明日から8月ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日の宮崎市は台風が近づいているため、不安定な天候ではありますが、プラーナへ通所し就職に向けてスキルアップに取り組まれています。
宮崎は通年10月くらいまで厳しい暑さが続きますが、台風など自然災害にも備えながら、体調管理をしていく必要がありますね。
さて、本日は障がいの受容についてお話ししていきたいと思います。
障がい受容の5つのプロセス
「障がい受容」とは、自身の障がいを受け止め、向き合うことを指します。
プラーナには、さまざまな障害のあるご利用者様が通っていらっしゃいます。その中には、何かしらの出来事をきっかけに精神面の不調をきたし、通院に至った方が多くいらっしゃいます。
プラーナに通うことで障害を受容しているかといったら、答えはNOです。皆さん、それぞれが葛藤されているのが実情です。
安心して安定した生活を送りたい、そのために就職活動に取り組まれていますが、手帳の申請を行うか、障がい者雇用での就職を行うか、さまざまなタイミングで皆さん、悩まれています。時間をかけて自分の障がいと向き合われています。
障がい受容は一般的には以下の5つのプロセスを経て行われると言われています。
①ショック期
自分自身に何が起こったのか理解できない状態。体調不良や精神的不調により、大きな混乱が見られ、状況を把握するのが難しいと言われています。
②回復への期待期
自分の障がいから、目を背けて認めようとしない時期。すぐ治る、ちょっと調子が悪いだけと都合よく理由をつけているうちに、悪い状態が続いていく傾向があると言われています。
③悲観、防衛期
怒り・悲しみ・抑うつなどの症状が現れやすい時期です。希望を失い、無気力になってしまいます。それまでに行っていたことに執着してしまい、できなくなったことに対してくよくよ考えてしまいがちです。
④努力期
様々なことをきっかけにし、病気や障がいとの付き合い方を得ようと努力する時期。今の状態からできることに目を向けて、意欲が出てきやすい時期と言われています。
⑤適応期
自分の障がいをポジティブに前向きにとらえられるようになる時期。過去の自分に戻ろうとするのではなく、今の自分に何ができるのか考えるようになります。障がいがあっても、私は私と受入れながら前向きに考えられるようになっていく傾向がみられます。
なぜ「障がい受容」が大切なのか
ここまで障がい受容のプロセスについてお話してきました。では、なぜ「障がい受容」が必要なのでしょうか。
障がい者雇用での就職を進めていく中で、ご担当者様の重要視しているポイントとして「自己理解・自己受容ができているか」が挙げられます。
自身で体調不良に至る原因や環境を理解しておくことで、事前の対策が取れ、安心して業務に取り組むことができます。
また調子を崩しそうな場合には事前の相談をすることで、無理のない業務配分をしていたくことに繋がります。
プラーナでは、障がいの現状やセルフナビゲーションシートといった書類をもとに、自己理解、自己開示できるように支援を行っています。
また障がい受容に向けては小さな成功体験をつくることが大切だと言われています。プラーナでは課題に対して、個別支援計画をもとに、スモールステップにて日々の就職に向けた取り組み方を提案しています。
カリキュラムにおいても「できた」という達成感から、心を前向きにできるよう様々なプログラムを実施して、日々の成功体験を積めるような実践的な内容をご提供しています。
逆にプラーナは失敗してもいい場所です。失敗を次の成功に繋げられるよう、苦手な事、不安な事とも向き合い、自己理解をしながら就職活動を進められるよう支援を行います。
まとめ
障がい受容のプロセスは、個人差があり異なります。
障がいの現状は変化します。プラーナでは定着支援を無期限で行っていますが、体調面やお気持ち、環境の変化によって、状況が変わるとのお話をよく聞きます。
慣れることで、今まで苦手としていたことが軽減されたり、逆に任される仕事が増え、体調を崩したり、様々です。
プラーナでご自身の体調や障がいについて、整理し、発信することのできるようカリキュラムや個別支援を通してお伝えしています。
また自身の障がい受容もですが、同じようにご家族や友人など身近な方もご本人様に対して、障がい受容をすることも大切です。
不安や困りごとなど、ご家族の方のかかわり方についてもご相談を受け付けています。
ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。