「将来のことを考えると不安になる」
「自分が何をしたいのか分からない」
「働いている自分のことを想像できない。かといって進学もできない」
学生の時に一番頭を悩ますのは、「進路」ではないでしょうか。
自分の未来を自分で選択していくと言うことはとても大きな決断であり、勇気のいることです。
誰もが自分のなりたいもの、やりたいことを見つけられる訳ではありませんし先のことは誰にも分からない。だからこそ悩み、不安を感じます。
今日は進路について悩む方へ向け、進路の決め方について執筆させていただきます。
目次
進路がなかなか決まらない。その理由
進路が決まらない3つの理由について深掘りしていきます
原因1.何がしたいのか分からない
迷いがある状態で無理に前に進もうとすると、なかなか物事がうまくいかないことがあります。
心から「したい」と思えないのに、自分の本当の気持ちに蓋をして前に進もうとすると歪みが生じます。
そんな状態の時は、一旦立ち止まり本心に立ち返ることが必要です。
「それは本当にやりたいことかな?」
「損得や現実的な(しなければいけない)という理由で決めていないかな?」
「それをやっている自分を想像した時に少しでも楽しみな気持ちがあるかな?」
と、自分自身に問いかけます。
すぐに答えが出てくる時もあれば、なかなか答えに辿りつかないこともあるかと思います。
自分一人で考えていてもどうしても答えが見つからない時におすすめすることは行動してみること
- とりあえず学校見学に行ってみる
- 職場実習に行ってみる
- 悩みを誰かに打ち明けてみる(先生や保護者など)
- 人生の先輩や信頼できる大人の話を聞いてみる
- 漫画や本を読んでみる
- テレビやニュースを見てみる
- どこか遠くに行ってみる
- 進路の選択肢を探す
- 何が好き?得意?何が苦手?嫌い?など自己分析をしてみる
などなど、部屋で一人で悩んでいるよりも、何かしらの行動を起こす時の方が発見や気づきがあります。
自分が悩みを打ち明けた時、もらったアドバイスにハッとした時、体験してみて自分の得意や不得意、「好き」と思えることに気づいた時全てが進路を決める材料になります。
いつもしていることではなく、いつもとは違う行動をしてみると、新たな発見を得られやすいです
原因2.やりたいことがあっても、それができない事情がある
金銭的な問題や身体的な理由など、やりたいこと、なりたいものが明確になっていたとしても必ずしもそれができるとは限りません。
やりたい気持ちが強ければ強いほど、それを諦め他の進路を選ぶことは勇気と決意のいることでしょう。心の整理をつけるまでに時間が必要かもしれません。
そんな状況の時に前に進む方法は2つ
一つは、やりたいことを貫くために、それが実現可能な方法を探求する
もう一つは、キッパリ諦めるです。
気持ちが迷っている時には、どちらにも進めずもどかしい時間を過ごすでしょう。
なかなか簡単に決断できることではないかもしれませんが、その決断が、後の時間を作っていきます。
どちらに転んでも自分自身が納得できていれば大丈夫。
後悔のない選択をしましょう。
原因3. 自分に向いているかわからない
はっきりと申し上げますと、最初から自分に向いている仕事など存在しません。
「これは苦手だから絶対にこの仕事はできない」ということはもしかしたらあるかもしれません。
けれど、お仕事というものは、経験を積み重ねていくことで少しづつ「できる」ようになってくるものです。
向いてるか向いていないかは、結果であって、まだ就いたことのない仕事を「向いている」とか、「向いていない」とか決めることはできないなと思うのです。
チャレンジすること、失敗しても続けること、自分を変化させていくこと。
その時、その時で自分自身の変化や成長を通してやっとできること、それが仕事です。
だからこそ、みんな必死で働いています。
自分の弱さと向き合っています。
苦手に対する対処方法を見つけています。
「向いている仕事がないんだよなー」と感じている方がいましたら、それは当たり前。
だってまだ仕事をしたことがないのですから。やれば、続ければ、何かしら「できる」ようになります。
進路はどうやって決めるの?高校生の進路の決め方や選択肢
進路選択は人それぞれの方法やきっかけがあることでしょう。
「どうしてこの進路を選んだの?」と聞いて同じ答えが返ってくることはまずないでしょう。
大きく分けて進学か、就職か。今まではこの2択が進路で、どちらも選べない人はフリーターになったり、ニートと呼ばれたり。。ですが、これからの時代の進路選択はもうしこし幅広くなっています。
それは社会に出られない、道から外れ元に戻れない人を少しでも減らすことが急務だからです。
進学?就職?それともその中間??
進路の選択肢がもう少し幅広くなったというのは、進学でも、就職でもないもう一つの選択肢があるということです。
例えば、進学したくてもできなかった。試験に落ちてしまった。という人は「浪人する」という選択があります。進学はまだできていないけれど進学を目指し勉強する期間です。
同じように就職したい、でもすぐにはできない。もしくは自信がない。不安がある。サポートが必要。
という人には「就労移行」を利用する、という選択もあります。
就労移行支援は就職を目指して、最長2年間就労スキルを身につけることができる期間です
職業訓練、就職支援(就職活動サポート)などのサービスを受けられます。
具体的には、体調管理や生活リズムを安定させること、スキルアップのためのカリキュラムを模擬職場で活動し実践することを通してみについけていきます。また、就職支援では書類の書き方、ハローワークの登録の仕方、面接練習、身だしなみチェック、面接同行などのサポートも希望により受けることができます。
施設により得意とする業種、身につけられるスキルが異なるので、利用を考える時には複数の施設を見学し、比べることをお勧めします。
浪人や、就労移行など、就職や進学の中間を選択することもできますが、そのほかにも、
「もっといろいろな世界を知りたい!留学してみる!」
「ワーキングホリデー行ってみようかな」
「社会人スクールでこのスキルを身につけたい」
などなど、進路にはいろいろな選択肢があります。
ただ、経済的なことを考慮した上で「今」何がしたいかも大切ですが「将来」何をしたいか、そのために今何を選んだら良いのかを考えることがとても重要です。
進路を決める上で大切なこと
進路を決める上で大切なことを一言にすると「自分が望んでいる未来」です。
まだ漠然と、想像もつかないかもしれませんが、将来を想像し、希望を持つことはとても大切です。
それは今決定することとは違います。
いろいろな経験をする中で、変化したり方向転換したりすることも、もちろんあるでしょう。
進学や就職のその先で。あなたは、
どんな人になりたい?
どんな時間の使い方をしたい?
家庭は?趣味は?収入は?
などなど、考え出したらキリがないかもしれません。
たとえ今、自分の望む未来と職業が結び付かなかったとしても、「こうなりたい」という核となるものを持っていることは、進路選択をする上での大きな指針となるでしょう。
まとめ
高校生や学生さんだけじゃない、大人になっても進路に悩む時、ターニングポイントにいるタイミングは多々あります。そんな時に、戻って来れる自分の中にある「大切にしたいこと」ここはぜひ、人に聞くのではなく自分自身で見つけていって欲しいと思います。
自分では選ぶことが難しい、就職したいことは決まっているけど、すぐには就職ができない、サポートが欲しい、相談したいなど何かありましたらお気軽に下のリンクからお問い合わせください。