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就職事例

【就職事例】統合失調症 30代女性 「子どものためにも少しでもいい」働くことへの挑戦

※写真はイメージです。

統合失調症 30代女性  Fさん

プラーナ宮崎利用期間  16ヶ月

 

プラーナを利用する以前は、自身のこと、子育てに加えて祖父母の介護で精いっぱいだった・・・。

体調面の不安も抱え、家族のことを優先し、無理をし続けるという悪循環な状態で、心も体も疲れ気味な状態。

しかし、ひとり親として、経済的にも子どもを育てていくことへの不安が大きくなり、少しでもいいから子どものために働きたいと決意し動き始めたFさん。

プラーナでは、家族のため、自分のため、自分にあった無理のない働き方とは何なのか模索され、試行錯誤しながら調整を続ける日々の連続でした。

 

現在、自分に合った無理なく働く道を見つけ、今は充実した日々を過ごしていらっしゃるFさんについてご紹介させていただきます。

 

 

 

目次

 

 

就労移行支援プラーナとの出会い

 

【離職期間が長く、不安があり、相談支援専門員に相談。ひとまずA型事業所への見学をしたものの、何かが違う。

子どもと自身の将来のことを考え、未経験ではあるが、一般就労にて事務職での就職をしたいと考えるようになった時、相談支援専門員からプラーナの紹介を受けた。

就労移行支援の利用は初めてで、馴染めるのか不安が大きかった。家庭との両立ができるのか、体調を崩さないかという心配を胸に利用を開始した。】

 

相談支援事業所の担当者様からも、頑張りすぎる傾向が強いため、ストップをかけながら進めてほしいと共有がありました。

病状についてお伺いしたときに、ご本人様も無理をしていると自覚がなく、気付いたら急に動けなくなっているんですと話されており、目標を立てる際に、まずは週3日の利用を安定させ、段階的に利用ペースを増やしていくこととしました。

 

 

プラーナ利用開始

 

長い間、自宅での育児、介護を中心とした生活の為、自分でどうにかしなければという思いが強かったFさん。

 

【プラーナに通う前は不安が大きかったものの、通所を始めて、就職のことだけでなく、プライベート(介護や子育て)についても気軽に相談することができ、安心できる空間と変わっていった。

他のご利用者さんとも趣味の話をきっかけに打ち解けることができ、ストレスなく通所ができた。】

人に相談してもいい、頼ってもいいと、少し楽に考えられるようになった一方、就職に関しては、焦りが出てきました。

 

【事務職を希望していたが、パソコンのカリキュラムでは思った以上に操作がわからないことがあった。自己理解をする中で、言語化するのが難しい、就職活動の見通しや進み具合がわからず焦りが強くなった。】

この頃のFさんを思い返すと、就職活動の知識や経験が少なく、見通しがもてないことで、就職活動とプライベートのバランスが取れず、無理をしすぎてしまう等、客観的に自分と向き合うことができずにいました。

 

そこで、職員と面談をしながら、目標を再確認して、就職に向けた見通しを立てることとなりました。

 

【第一に安定して就労できる体力づくりと環境を整えること。その上でビジネススキルとパソコンのスキルを習得したい。プラーナに通う中での最大の課題は「自分の限界に気付く」こと、これは生活環境や自身の体調に合わせて自分の限界が変化するので、就労をしている現在も自分にとって常に課題だと感じている。】

無理をしないと一言で言っても、どこまで頑張れるか、その日の体調や生活によってキャパシティが変わります。無意識のうちに頑張りすぎている様子も伺えたため、職員からスケジュールの確認をさせていただくこともありました。

 

 

就労移行支援プラーナを利用しての変化

 

【一番の変化は自分の時間をもてるようになり、心に余裕が生まれたことです。家庭のみでの生活だったのが、物理的に家庭から離れる時間ができた。不特定多数の人の中に入ることに苦手さを感じていたが、様々な人とコミュニケーションを取れるようになった。】

ご利用中を振り返ると、Fさんは他のご利用者様とも楽しくコミュニケーションを取られ、会話の中心にいる印象が残っています。

苦手なことにもチャレンジしたからこそ乗り越えられたのではないでしょうか。

更に、就職に向けて焦りがありましたが、1つずつ確実にステップアップされていました。

 

【パソコンの操作スキルが上がったと思う。プラーナPCビジネス検定にもチャレンジし、認定証をもらった時には嬉しかった。タイピング速度も1分間に60字から130字が打てるようになった。パソコンスキルだけでなく、就労に必要なビジネススキルも向上した。】

コツコツと真面目にカリキュラムに参加され、スキルアップをされており、検定などを通して、達成感を味わえたとのことです。

また現在、就労をしていて役立っていることもお尋ねしました。

 

【体力づくりのカリキュラムでは、ストレッチやヨガを学んだが、デスクワークになり役立っていると思う。またチームで行う活動も役立っている。現在、チームで行う業務に携わっているため、仲間とのやり取りや自分の役割に対する考え方等、プラーナで取り組んでいたことが生かされていると感じている。】

プラーナでは、ご利用者様同士がコミュニケーションを図りながら、業務の実践に近い形で取り組むシュミレーションのカリキュラムを実施しています。

お互いに相談や報告をしあうなど、連携を図り、チームで働く練習をしていただいたことが現在のお仕事に生かされているようです。

 

またクリスマス会や卒業セレモニーなどイベントにも楽しく参加していただいていました。

 

【卒業セレモニーでは、卒業生の歩みや思いを聞くことで、「私も頑張ろう!」と自分自身の励みになっていた。】

卒業生の思いを聞いて、ご自身の糧にしていただいたと話されたFさん。

Fさんもご自身の卒業セレモニーでご自身の思いをしっかりとお話しされており、現在のご利用者様からは励みになったと感想をいただいております。

 

 

就職活動でぶつかったこと、大変だったこと

 

【就労経験はあったものの、初めての面接だったので、練習の段階で緊張していた。リモート面接にチャレンジすることとなり、対策が大変だった】

実際、面接だけでなく、履歴書や自己PR書に記載する配慮事項の言語化に悩まれていました。

体調やお気持ちの準備ができたと決意を新たにされ、いざ就職活動を進めていこうとしましたが、同時にプライベートが忙しくなったため、スケジュールの管理や体調の維持に大変気を遣われていたのを思い出します。

 

【心配事は即相談。スタッフにこまめに相談をすることで、無理のない利用スケジュールに調整、体調管理を優先することができた】

相談スキルを活かしながら、無理なく就職活動に取り組まれていました。

 

 

就職、そして現在

 

就職活動中は家庭とのバランスを考え、勤務時間や通勤時間に悩まれ、企業見学にも参加されましたが、縁あって、現在、県外の企業に雇用され、自宅にて在宅での就労に取り組まれています。

 

【自分に合った業務ができ、1日のメリハリがつくようになった。】

自宅での在宅でお仕事をすることはメリハリがつきにくく、頑張りすぎてしまうのではと、職員の心配をよそに充実した日々を送られていらっしゃいます。

 

【安定して就労ができているので自信がもてた。経済的にも少し余裕ができ、焦る気持ちがなくなった。自分の仕事が会社に貢献できていると感じている。仕事をしながらパソコン操作のスキルアップにも取り組めており、充実している。】

 

体調や家庭との折り合いをつけながら、自分らしく働くことができている姿を見て、職員も嬉しく感じています。

 

Fさんの働く目的とは?

【まずは生活費を自分で稼ぐ。そして貯金する。一人の大人として、社会に参加する。】

 

今後もFさんが無理なく働き続けることができるようプラーナも支援を継続させていただきます。

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―次に繋げる―

就労移行支援プラーナは、あらゆる視点であなたの就職活動とその先のサポートをしていきます。

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