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プラーナ宮崎からのお知らせ

プラーナ宮崎

障がい者雇用のメリット、合理的配慮とは?

こんにちは、プラーナ宮崎です。

9月に入り、朝晩と日中の寒暖差が激しい季節となりました。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

 

プラーナ宮崎では、嬉しいことに今月に入り、2名の方の就職が決まったため、卒業セレモニーにてお祝いをさせていただきました。

お二人とも実際の企業様で見学や実習に取り組まれました。実習を通して、ご自身の希望する条件や職業適性と実際の職場での働き方とのすり合わせを行ったのち、面接に臨まれました。

 

今回、お二人とも就労をする際に、「企業様へご自身の障がいを開示し、理解していただいた上で安心して働きたい」との思いから、障がい者雇用での就労をされています。

そのため、ご自身が安心して取り組める環境や働き方を考え、企業様へ「合理的配慮」の申告をさせていただきました。

今回は障がい者雇用におけるメリットの一つ「合理的配慮」についてお話しいたします。

 

 

 

 

合理的配慮とは?

 

障がいのある人が障がいのない人と平等に人権を享受し(受入れ、楽しみ)行使できるよう、一人一人の特徴や場面に応じて発生する障がい・困難さを取り除くための、個別の調整や変更のことです。

簡単に言うと、障がい特性において、自分の苦手なことや不安なことを事前に企業側にお伝えしておき、安定した就労ができるよう、それに合った個別での調整や変更をお願いし、配慮を受けた上で働く仕組みです。

 

企業側は提示された合理的配慮の事項に対して、配慮、または改善へ向けて努力する義務があります。

しかし、提示される事項がないと企業側は何も配慮する必要がないのではと考え、合理的配慮を受けられない状態が発生する場合があります。

配慮を必要とする側からの発信があって、初めて配慮を受けられます

 

 

配慮する側(企業)から見た合理的配慮の考え方

 

配慮する側(企業)としては、できるだけ明確な配慮事項の提示をして欲しいという希望があり、かつ、実現可能な範囲でお願いしたいと考えられています。

そのため、以下のように、企業側にとって大きな負担になってしまうことを求めることはできません。

・大きな工事が必要なもの。

・特別なパソコンの購入依頼など沢山のお金をかけなければならないこと。

・ずっとつきっきりで仕事を教えていてほしい。

このような大きな予算や人手が必要なことは求めるのは難しいと考えましょう。

 

配慮を求める側から見た合理的配慮の考え方

 

では、働く側からどのように必要な合理的配慮を提示すればよいのでしょうか。

企業側にとってわかりやすく、実現可能な内容を提示する必要があります。

 

企業へ配慮事項を伝えるポイントとして、まずは障がい特性からくる苦手さや難しさの観点から考えることが大切になります。

 

例えば、コミュニケーションが苦手という方がいるとします。

なかなか自分から話しかけることが難しいという場合、事前に相談や報告する相手を決めておいていただき、まずは担当の方とのコミュニケーションを取るところからスタートさせていただくことがあります。

全く相談や報告をしないという働き方はありません。担当者を決めていただくことで、安心して相談ができる環境を作っていただくのです。

 

実際にあった配慮事項の事例

 

プラーナ宮崎で実際に企業様へ提案させていただいた事例の一部をご紹介いたします。

 

  • 作業の指示は慣れるまではひとつずつお願いします。
  • 口頭での指示よりも、視覚的な指示の方がスムーズに理解できます。
  • 業務上のミスはその場でご指摘いただけますと、修正がスムーズです。時間が経つことで、ミスへの自覚が著しく薄れてしまいます。
  • 休憩を忘れて業務に取り組んでしまう傾向にありますので、お声掛けいただけますと幸いです。
  • 手荒れがあるため、自前のハンドソープや石鹼、アルコール消毒液の持ち込みを認めていただけますと幸いです。
  • 自分からの話題提供(雑談)が苦手ですが、人と話すことは好きです。気兼ねなくお話掛けいただけると安心します。

 

まとめ

 

大切なのは、皆さまの「障がいに対する」個別に必要な配慮事項です。

 

配慮事項を考える際に、「苦手なこと」に対して、今は自己対処できないことに挙がっていても「できるようになりそう」「できるようになりたい」という項目もあると思います。

プラーナではカリキュラムを受けていく中で、自己対処できるようにスキルアップを目指していきます。

 

そして最終的に「対処ができない」「できるようにならないこと」について、合理的配慮として会社に求めていくことになります。

しかし、会社は仕事をすることでお金をもらうところ。つまり、お客様の立場ではありません。お金をもらうからには、自分でできる努力は必要です。過度な好き嫌い、性格への配慮を依頼することはワガママと捉えられてしまうこともあります。

 

企業側と私たち、双方の歩み寄りが不可欠です。

 

線引きは難しい部分ではありますが、プラーナでは安心して働ける環境での就労を目指し、スタッフとよく相談を行いながら自己分析を進めていただいております。

 

ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。

 

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