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20代男性のKさんは、定着支援の際はいつも笑顔でたくさんのお話をされています。仕事は順調なご様子で、インタビューを担当した職員は、Kさんが通所されていたときはまだ、お会いしたことがなかったので、通所されていた当時どんなことを頑張っていたのか気になっていたので、今回お話を聞かせていただくと、通所中はずっとイライラしていたと、毎回笑顔のKさんからは、想像できないご様子でした。今回はKさんについてご紹介させて頂きます。
1.就労移行支援プラーナを知ったきっかけは?
あまり家庭環境が良くなかったKさんは、就職をして自立を目指していました。就職が難航しており、どの様にしたら良いか、お住まいの自治体に相談をして就労移行支援のことを知ったとのことでした。「正直、近いからここにしました!」と明るくお話されていましたが、当時は社会復帰したい気持ちが強く不安を抱えながらもプラーナの通所を決めたそうです。
2.プラーナ利用開始
人間関係がもともと苦手な面もあり、正直な所「嫌だなぁ」と思いながら通所している期間が長かったご様子。周りの言動が気になってしまってイライラし、ストレスフルな状況でした。職員に相談をして、なんとかプラーナへの通所を頑張っていました。環境に慣れていなかったこともあったが、徐々にプラーナのカリキュラムや雰囲気などに慣れていき、1年ほどたって「自分のことに集中しないと!」と考えるようになり、自身のことに意識を向ける様になりました。当時のことを振り返ってKさんは「余裕が無かったんですよ。いっぱい、いっぱいで…。自分のことで必死でしたね。」と笑顔でお話してくださいました。就職したいお気持ちが強く、必死に日々の活動に励んでいたご様子が伺えました。
3.就労移行支援プラーナを利用しての変化は
「「自分のことに集中しないと」という意識の変化は、何かきっかけがありましたか?」と質問するとKさんは「きっかけは正直ないんですよね!」と明るく答えられていました。ただ、カリキュラムの内容について、同じ内容や繰り返し言うことが多く、職員から体調管理に関する事などを繰り返し言われる事に対して、最初は鬱陶しさを感じていたが、少しずつ人の話が聞ける様になり、集中力が徐々についてきて、カリキュラムの内容も理解できるようになり、ただカリキュラムを受けるだけでなく、ご自身で考える時間も増えてきた、と分析されていました。集中して取り組む中で、自己理解を深めていったご様子が伺えました。また、通所開始当初は、プラーナの活動を通して事務関係の仕事を目指していたが、座り続けるのが難しいことやスキルの面を考慮し、事務職以外も視野を広げて就職を考えることができるようになったと思うとお話がありました。
さらに、当初は表現することが苦手だったようですが、PCのカリキュラムなどの中で、調べたことを掲示物にする課題に取り組んだ際に、他の利用者さまから褒められ、やってよかったなと思う経験をするなど、日々の活動で自信をつけていったことが伺えました。
4.就職活動でぶつかったこと、大変だったこと
社会人経験がなかったので、就職活動中には様々な困難にぶつかったと言います。特に書類で何を記入すればいいのか分からず、やらされている感で最初は活動をしていたそうです。しかし、今まで積み重ねてきたことを思い返し「とりあえずやってみよう!」と前向きに考えて取り組み、職員と相談しながら就職活動を乗り越えていったとのことでした。
5.就職そして現在
社会人になり、プラーナでやっていたことをいろいろ思い返すことがあるとのことでした。特に、よく「むやみに行動せずに焦らないで進めていく」と通所されていた際はカリキュラム中に職員からお話があり、当時はよく意味が分からなかったけれど、働き始めてから、焦らずに丁寧に落ち着いて仕事をすることの大切さを実感し、当時の職員が話していた意味が分かってきたとお話がありました。通勤は大変だけれども、自身が清掃を終えて、きれいな環境になり、周囲の方に労いのお声がけしていただけるとやりがいを感じるとのことでした。
過集中になり疲れてしまうことに気が付いて、ご自身でも一息つきながら自分のペースでしっかり仕事に取り組まれているとのことでした。自分自身の特性に気づいて対処が出来ていたので、どの様に気が付いたか聞くと、「プラーナに通っていた時には言われていたことは意識出来なかったが、働きはじめて意識しなきゃいけないことに気づいている」とお話があり、人間関係などで嫌なことがあると気にしすぎていたが、忘れようと意識を変えて仕事が出来る様になってきたと実感されていました。
プラーナへ通所していてよかったなと感じていると仰っていました。また、休日には、大好きな美容に力を入れて、リフレッシュしており、今後は美容の日本一を目指したいと思うほどハマっているそうです。
今後はもっと自分らしさを表現していきたいとお話されています。今回のインタビューの中でまだまだ言語化出来ていないことがあり、たくさんのことを思い、感じているのだなと思いました。
今後もKさんが自分らしく、生き生きと活動されると思うと将来がとても楽しみです。
―次に繋げる―
就労移行支援プラーナは、あらゆる視点であなたの就職活動とその先のサポートをしていきます。
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