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プラーナ宮崎からのお知らせ

プラーナ宮崎

【事例】「体調管理は就職の土台」季節の不調と徹底的に向き合ったAさん

こんにちは!プラーナ宮崎です。

8月に入り、厳しい暑さが続いていますね。

体調を崩しやすい時期ですが、みなさんは体調よく過ごせていますでしょうか。

 

今回は、事業所に通う利用者様Aさん(仮名)のエピソードをご紹介します。

実はAさん、毎年5月〜6月の「梅雨の時期」になると深刻な不調に陥る傾向がありました。

しかし、今年の梅雨はこの現状を変えるべく、Aさんはスタッフと一緒に自分の体調と徹底的に向き合いました。

 

襲いかかる焦燥感、そしてコントロールできない衝動に悩む日々

 

Aさんは普段、とても真面目に訓練に取り組む方です。

しかし、今年の梅雨前までは、季節の変わり目になるたびに状況が一変していました。

 

激しい気分の落ち込み、襲いかかる焦燥感と不安感。朝は起き上がることさえ困難になっていました。

「周りは進んでいるのに自分だけ動けない」という焦りは、Aさんの強い精神的衝動を引き起こし、

感情のコントロールが効かなくなってしまう日もありました。

「こんな状態じゃ、働くなんて絶対に無理だ…」Aさんは深い絶望の中にいました。

 

スキルを磨く前に、まずは「土台」から

 

まずは『体調管理』に徹底的に向き合ってみました。

私たちが支援のなかで最も大切にしている概念が「職業準備性ピラミッド」です。

一番下の「土台」がグラグラしている状態で、無理に上の段にある「スキル」を積み上げても、

就職した後にいつか必ず崩れてしまいます。今のAさんにとって何より必要なのは、

焦って就活をすることではなく「一番大切な土台をガッチリ固めること」でした。

 

今年の梅雨、Aさんが取り組んだ5つの「土台作り」

 

  1. 薬の調整と「挑戦(お試し)」

「薬が増えたり変わったりするのは嫌だな…」という思いが、Aさんの中には強くありました。

そこで体調の安定のために、自身の気持ちも主治医にしっかりと伝えながら、「まずはお試しで使ってみよう」と

少しずつ調整を図ることにしました。受診前には、職員と一緒に受診内容を整理する時間を設けました。

現在の症状をフローチャート式で分かりやすくまとめたり、自分の気持ちや相談したいことを事前に整理。

主治医に今の状況を正確に伝えることで、この時期の不調に合わせた最適な薬の調整をしていただくことができ、

実験のように一つひとつ試していくことができました。

 

 

  1. スケジュール帳での「傾向把握」

手帳を使い、「焦燥感」が起きたタイミング、体調、気持ちのすべてを記録していきました。
しかし、本当に不調なときほど頭の整理ができず、文字の記入や整理ができなくなってしまいます。

そこで、文字を書かなくても直感的に記録できるよう、スタンプやシールを活用しました。これなら、

どのような体調のときでも無理なく継続が可能です。毎日コツコツとデータを収集し、傾向把握に繫げました。

 

 

  1. ジャーナリング、リフレーミングの活用

頭の中が不安でいっぱいになったときは、ノートに思いの丈をすべて書き出して、あふれる感情を落ち着かせました。
また、自分ができたことを見直したり、他者からの視点を取り入れたりすることで、負の連鎖を断ち切る工夫をしました。

ネガティブな表現もポジティブに変換しながら、日頃から自分を肯定的に捉える練習を重ねています。

 

 

  1. 衝動を安全に逃がす「代替探し」

心が限界を迎えそうな時に、衝動を発散する方法を色々試しました。

紙や段ボールを破く・クッションやぬいぐるみを抱きしめる・感覚的な刺激を与える など

 

  1. 「相談スキル」の向上

一人で抱え込んで爆発する前に、スタッフに「今、焦燥感が強いです」と

SOSを適切なタイミングで言葉にして伝える練習を重ねました。うまく気持ちがまとまらなくても

まずは相談するということをし、相談スキルの向上も身に付けました。

 

「まずはやってみる」ことで見えた、新しい景色

新しい方法に「挑戦」するなかで、最初からすべてがうまくいったわけではありません。

時には失敗して、「何で自分はうまくいかないんだ…」と激しく自分を責めてしまうこともありました。

しかしAさんは、そのたびに苦しい気持ちを職員にしっかりと吐き出してくれました。

私たちはその気持ちを受け止めながら、一緒に「今すべきこと」を一緒に整理。

Aさんは「言われたことを、まずはやってみよう」と素直に行動に移してくれました。

この積み重ねが、少しずつ、でも確実に体調の改善へと繋がっていきました。

 

体調を「視覚化」するヒント

 

みなさんも是非、この「体調の視覚化」を試してみませんか?

「日記を毎日書いてください」とは言いません。Aさんのように、手帳にシールを貼ったりスタンプを

押すだけでも十分効果があります。例えば、

  • 🔴 赤シール:元気!
  • 🟡 黄シール:いつもよりは元気
  • 🟢 緑シール:いつも通り
  • 🔵 青シール:少し体調が悪い
  • ⬛️ 黒シール:体調が悪い

このように色分けをしてカレンダーに貼っていくだけでも、

「あれ?この週は青や黒が多いな。あ、季節(気圧)の影響かな?」と視覚的に見えてくるようになります。

 

さらに、一言だけ「雨」「人混み」「暑さ」「人」など、不調の要因として考えられるキーワードを

メモしておくのもおすすめです。自分の傾向が見えてくると、先回りの対策ができるようになります。

 

それだけでなく、将来就職活動をするときに企業側へ伝える「必要な配慮事項」を考えるための、

とても貴重なデータ(根拠)にもなるのです。体調安定のために、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。

 

同じお悩みを持つ方は多くいらっしゃいます。梅雨の時期に限らず、雨や気圧、寒暖差、季節の変わり目など、

体調の変化はさまざまです。

いろいろな方法を試しながら、ご自身の「トリセツ」を増やせるよう全力でサポートいたします。

ぜひプラーナで不調の対処法を見つけ、笑顔になれる日常への一歩を踏み出しましょう😊

 

 

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