現代、他人とうまくコミュニケーションできないことからくる孤独感や閉塞感、自己肯定感の欠如、SNSによる誹謗中傷やバッシングなど、私たちは、いま多くの生きづらさを感じさせる事柄に取り囲まれています。
誰もがインターネットやSNSを使用できる時代になってきたことで、思わぬところで他人の悪意に触れることも珍しくありません。
そんな中にあって、毎日を心安らかに、できるだけ快適に生きていくためには、どうすればいいのでしょうか?
今日は、リアル・バーチャルの世界どちらでも使える「悪口を聞いた時・見た時の対処法」をお伝えさせていただきます!
実際にプラーナ八戸で行っているプログラムの紹介もさせていただきますので要チェック!
(プログラムの内容だけ知りたい方は目次の“プラーナで悪口へのスルースキルを身に付ける!”へ飛んでくださいね!)
悪口を見聞きした時心身を守ってくれる「鋼のメンタル」の謎
そもそも悪口や陰口は、相手をいかにへこませるか、に価値があるので躍起になって反応すればするほど、相手の思うツボです。
悪口や陰口に一番効果がある返しは、「無関心」「無反応」か「受け流す」ことです。
やり返そうとすれば、相手と同じ下品な人間になるので、スルー力や、無意識の鈍感さが、あなたの心身を最も守るために必要なメンタル=最強の鋼のメンタルです。
意外かもしれませんが、悪口には立ち向かうよりも「見ない・聞かない・感じない」の3本柱で挑む方が有効的なのです。真正面から悪意と闘うことが鋼のメンタルではないのです。つまり、どのようにしたら自分が「鋼のメンタル」に変われるのかを探すことが、一番手っ取り早くて効果的な方法です。
そう簡単に言うけどそんなことできるのは、根が明るいポジティブ人間だけなのでは?と感じた方。
どんな人間でも、心があれば100%うつになる可能性があります。そのため、どれだけ性格がポジティブであろうともネガティブであろうが、他人の悪口や陰口に正面から立ち向かうとかなりの確率で心が疲弊してしまいます。
真正面からそういう悪口や陰口と対峙することを今すぐ止めて、逃げ出すのが正解であることを忘れないでください。
ちなみに悪口には大きく分けて二種類あります。
①「実際に、自分に原因があるかもしれないこと」
②「事実無根、根も葉もないことで疎まれること(相手の思い込み)」の二つです。
態度が横柄であるとか、誰かの悪口を言っているだとか、暴力的であるとか、すぐ他人を見下すとか、あなた自身の行動面に悪口の原因がある場合は、きちんと自分を客観視して、積極的に反省し、改めて行く必要があるかもしれません。
それを放置して先延ばしにすると、今後長い時間をかけて大勢の人の信頼を失ってしまうことになるので、ここは受け流さずに直面したほうがいいと思います。
でも、もし全く根拠のない悪口であれば、スルーしたところで被害をこうむることはほとんどないのでスルーしましょう。
職場で悪口の話題になったときの対処法
働いているとふとした時に職場の方が「悪口を言っている・言い合っている」状況に遭遇することは決して珍しいことではありません。
「できれば人の悪口なんて言いたくない…でも話に乗らないと相手の機嫌を損ねることになりかねない…。」「悪口の輪に入らなければ今度は自分へ矛先が向けられるのではないか…。」
職場で陰口や悪口の話題になったとき、話に乗るべきか、それとも参加しないべきか、迷うこともあるでしょう。不安も大きいと思います。
結論からお伝えすると悪口に同調するのは非常に危険なことです。
悪口に同調することのデメリットは以下の通りです。実際にはもっとたくさんあるかもしれません。
- 加害者になる可能性が出てくる
- 信頼を失う
- 自分も嫌な気持ちになる
悪口に同調するのは百害あって一利なし。
それでは、職場の人間関係を良好に保つためには、どのように対処するのがいいのでしょうか?
ご紹介させていただきます。
ここで大事になってくるのが、「同調しないためにはどうしたらいいか」ということです。
悪口に同調しないためには
悪口の輪に入りそうになった時はまず第一に、その場を離れることが最も手っ取り早い対処法です。その場に居なければ、聞きたくないものは聞かなくてもよくなります。
「すみません、ちょっとお手洗いに…」とさりげなくその場を離れることができればとてもスマートですね。
ただし、これは自分が後から会話に参加しそうになった場合の対処法。
では既に会話の輪に入っている時はどうしたらいいか。
可能な限り、話題をそらしてみましょう。相手の好きなものや時事のお話、とにかくなんでも良いです。悪口という話題から相手の意識をそらすことができれば同調する必要はなくなります。
また、得てして悪口を言う人は、悪口を言う人は本当にその人のことを恨んで言っているわけではないことが多いです。仕事で迷惑をかけられた苦労を誰かに共感してほしい可能性があります。
一言ねぎらいの言葉で対応しましょう。
「お疲れ様でした」「大変でしたね」これだけでも大丈夫です。これなら同調したことにはなりません。
【POINT】
①その場を離れる②話題を変える③ねぎらう、で上手にスルーする!
プラーナで悪口へのスルースキルを身に付ける!
プラーナでもご利用者様から「悪口」についてのお悩みをよくお聞きします。ここではご利用者様から実際に合ったご相談内容を紹介しながら、実際にお伝えしたアドバイス内容をご紹介させていただきます!
SNSで相手からブロックされた!
Aさん:オンラインゲームで仲良くなった人とSNS(自分の気持ちを自由に書き込めるタイプのSNS)でも繋がりました。ある日、オンラインゲームの中で私がミスをして結果として自分のチームが負けてしまいました。すると、そのうちの一人が「Aさんのミスで負けた。練習不足。チームを解散したい。」と呟き、それからSNSをブロックされてしまいました。仲間の一人を通じて、連絡を取ったのですがそれから無視され続けています。どうやら、SNSでも私の悪口を言っているようで気が滅入ってしまいます。
プログラムの中ではこうお伝えしました。
「もしSNSであなたがブロックされても、相手のことをいちいち責めたり、ショックを受けたと書いたりする必要はありません。相手の程度が低ければ低いほど、ブロックされたことを周囲に言いふらして自分の正当性を主張されてしまいます。リアルの世界でも繋がっている相手であっても、ネットのもめごとを現実生活で周囲に愚痴ると、まわりもげんなりしますから言わないこと。相談する際は支援員に相談し、実際にもブロックされた相手とはそっと距離を取りましょう。」
実際、匿名が当たり前になっているネットの世界は、いつも悪口にあふれています。
ネット上の悪口は、特に反応した者が負けなところは多いです。ありもしないことを書きつらねられると反論したくなるでしょうが、一つの反論に対し100の悪口が返ってくるのがネットの世界です。
おすすめはネットなどでもしも悪口を言われた場合は、ブロックやミュートなどの機能は率先して使いましょう。自分が見て不快になるものをわざわざ見に行く必要はありません。
そしてあなたが相手からブロックやミュートをされたからといって過剰に反応することは、お勧めしません。相手も同じツールを使用している以上、相手もあなたをブロックしたりミュートしたりする権利を、あなたと同様に持っています。
ブロックやミュートをした場合は、絶対に相手のアカウントを見に行かないようにしましょう。わざわざ目に入らなくなった相手のことを見に行って得することは何もありません。
相手はどうせ「ブロックされた、逃げたんだ」などと、さらにあなたを悪く言っているだけです。見たところで嫌な気持ちになる可能性大です。
ネットだけしか付き合いがないならなおさら、「合わない」なら関係を切るべきですし、ネットの人間関係はその程度のもの。
現実世界でもそうですが、もしも悪口に応酬するなら、徹底的にやり合う必要があります。しかし、覚悟を決めて始めたところで、多くの時間と労力をムダにするだけ。
不毛な言い争いに勝ったからといって、得るものは何もありません。
残念ながら多くの場合、和解あるいは解決する可能性も低いということを覚えておくと良いでしょう。
【POINT】
ネットだけしか付き合いがなく、「合わない」なら関係を切るべき。
まとめ
いかかでしたか?
本日は「悪口を聞いた・見た時の対処法」についてご紹介させていただきました。
実際のプログラムでは、日々皆さんが生活の中に活かすことのできるストレス対処法を様々なプログラムでお伝えしております。
ストレス耐性や対処法を身に付けて、生きやすくなりたい!と思う方、ぜひぜひご連絡お待ちしておりますね。
―次に繋げる―
就労移行支援プラーナは、あらゆる視点であなたの就職活動とその先のサポートをしていきます。
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