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人間関係に役立つアサーティブコミュニケーションとは?

みなさんこんにちは、プラーナ宮崎です。

 

3月に入り、暖かい日が増えてきましたが、体調にお変わりありませんか?

 

 

さて、みなさんは「アサーティブコミュニケーション」という言葉を聞いたことがありますか?

 

今回は「アサーティブコミュニケーション」についてお伝えします。

 

 

アサーティブコミュニケーションとは

 

あいさつ、心をこめて

 

アサーティブ(assertive)とは、「自己主張すること」という意味がありますが、

アサーティブコミュニケーションにおけるアサーティブは、自分の主張を一方的に述べる自己主張ではなく、自分の意見を大切にしながら相手のことも尊重しつつ、適切な方法で自己表現を行うことを指します。

 

つまり、アサーティブコミュニケーションとは、お互いを尊重しながら意見を交わすコミュニケーションのことであり、相手と対等な関係で向き合うことです。

 

アサーティブの代わりにアサーション(assertion)という言葉が用いられることがありますが、こちらも同様の意味です。

 

そのためには、自分自身のコミュニケーションの傾向を知ることが大切です。

 

アサーティブコミュニケーションのメリット

 

アサーティブコミュニケーションは、日常生活における人間関係だけではなく、ビジネスシーンでも活用することができます。

 

ではどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

今回はビジネスシーンでのメリットをいくつか例に挙げていきます。

 

社内コミュニケーションの活性化

アサーティブコミュニケーションを取り入れることで、活発な意見交換が行われるようになり、チーム内の情報共有や相互理解が進みます。結果として、“風通しの良い職場”が作られ、チームの結束力は強まり、組織の成長にも繋がっていきます。

逆にアサーティブコミュニケーションが不足していれば、チーム内での意思疎通が難しくなり、組織への帰属意識が薄くなってしまいます。そうなると、ミスコミュニケーションが生まれてしまい、トラブルや伝達ミスが起こってしまうかもしれません。

 

生産性の向上

アサーティブコミュニケーションによってチームワークが強化され、職場での情報共有が上手く行けば、適切な仕事の割り振りや役割分担が可能となり、社員のモチベーションも上がります。

また、アサーティブコミュニケーションにより、自分の意見を我慢せず主張できるようになるため、提案や議論が活発化し、新しいアイデアが生まれやすくなり、業務の効率化と生産性の向上も期待できます。

 

コミュニケーションにおけるストレスの軽減

相手に遠慮して自分の主張をせずにいると、ストレスばかり溜まってしまいます。

自分にとって難しい指示や間違った意見に対して何も言えずにいると、自分のキャパシティ以上の仕事を抱え込んでしまう可能性や、お仕事に対してのモチベーション低下の恐れが生じてしまいます。

そこで、アサーティブコミュニケーションを実践できれば、人間関係のストレスは軽減され、やりがいを持って生き生きと働けるようになると考えられます。

 

このように「アサーティブコミュニケーション」を上手に活用することができると、社内のコミュニケーションが円滑になります。

 

その結果、職場の雰囲気が良くなり、チームワークの強化やストレスの軽減につながります。

 

アサーティブコミュニケーションではない自己表現スタイル

 

 

 

では、「アサーティブコミュニケーション」ではないコミュニケーションタイプには、どのようなものがあるのでしょうか?

 

1.攻撃的なタイプ(自分の意見を一方的に主張する)

 

攻撃的タイプはささいなことで腹を立ててしまい、相手の感情・意見・立場等を配慮せずに、自分の気持ちや考えを伝えることが最優先になってしまうタイプです。

自分さえ満足できればそれでいいという、自分の意見を一方的に主張するタイプとも言えます。

 

他者からの反論を許さないため、意見が異なると感情的になり、自分の気持ちをコントロールできなくなってしまうこともあります。

その場合、伝えた内容が適切であっても、相手に受け入れてもらえないことがあるので、注意が必要です。

 

2.受け身タイプ(言いたいことを伝えられない、断れない)

 

このタイプは自分より相手を優先し、相手から悪く思われることを恐れるあまり、言いたいことを伝えられないタイプです。

 

「その場の雰囲気が壊れる」「怒られるのが恐い」「嫌われたくない」など周囲の評価を気にしてしまうことで、言いたい事が言えなくなってしまい、ストレスをため込んでしまう傾向があります。

 

真面目で責任感が強く、「頼まれた仕事が断れない」「他の人に仕事を手伝って欲しいと言えない」のがこのタイプの特徴です。

 

3.抱え込みタイプ(不満を直接言わず、態度や陰口で伝えようとする)

 

このタイプは不満があっても、攻撃タイプのように直接怒りを表すことはしませんが、自分の考えを本当は伝えたいのに伝えることができません。

 

また、相手に対する自分の不満を、相手に直接言わずに、陰口や態度で伝えようとするのもこのタイプです。

 

攻撃的タイプのように強い自己主張はしませんが、遠回しな言い方や露骨な態度で相手に自分の気持ちを伝えようとします。

直接の衝突は免れても、相手は嫌味に感じ「気を使わせる接しにくい人」という印象を持たれてしまうかもしれません。

 

アサーティブコミュニケーションのポイント

 

 

次に、アサーティブコミュニケーションにおけるポイントをいくつかご紹介します。

 

自分を理解する

まずは自分が今、どんな気持ちかを把握し受け入れてみましょう。

悲しみや怒りを感情にまかせて発言するのではなく、一度受けとめてから言葉を選び発言することで

相手に与える印象が変わってきます。

 

自分の意見を的確に伝える

「言わなくても理解してくれるだろう」「伝わるだろう」という考えをやめ、事実と要望をしっかり相手に伝えましょう。

何かを相手にお願いする場合には、具体的な日にちや時間を提案することで、伝わりやすくなります。

 

相手への尊重を示す

相手と自分の意見が異なる場合、無理に同意を求めることや、賛同する必要はありません。

反論するのではなく一度相手の考えを受けとめ、そのあとで自分の意見を示しましょう。

 

伝え方を工夫する

ストレートに感情をぶつけるのではなく、柔らかな表現で伝えてみましょう。

自分の気持ちを我慢するとストレスが溜まってしまいます。

表現を工夫することで相手に嫌な思いを与えずに受け入れてもらうことができます。

相手の立場に立ち、言葉を選ぶようにしてみましょう。

 

肯定的な表現を使う

立て込んでいる時に何かを頼まれた場合、「今忙しいのでできません」や「時間がないのでできません」

という表現ではぶっきらぼうな印象を相手に与えてしまいます。

そこで、「明日であれば対応できますがいかがでしょうか?」や「〇時頃なら可能です」などと、

自分の状況と相手を否定しない具体的な提案で伝えてみましょう。

 

少し表現を変えるだけでコミュニケーションはスムーズになります。

 

自分の性格を変えるのは容易なことではありませんが、行動や言葉遣いを改めることはできるのではないでしょうか?

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

少しの意識や工夫により、コミュニケーションを円滑にすることができる「アサーティブコミュニケーション」

 

自分の意見を相手に伝えることは大切なことです。

しかし、感情のままに伝えてしまうと相手に不快感を与え、トラブルの原因になってしまいます。

だからといって自分の気持ちに蓋をしてしまうと、自分にストレスが溜まってしまいます。

 

アサーティブコミュニケーションは相手はもちろん、自分のためにもなるコミュニケーション方法のひとつです。

 

アサーティブコミュニケーションを取り入れ、お互いにとって気持ちのいいコミュニケーションを心掛けていきましょう。

 

 

プラーナ宮崎にはSST(ソーシャルスキル・トレーニング)というカリキュラムがあります。

SSTでは、社会で人と関わりながら生きていくためには欠かせないスキルを身につけることができます。

SSTのカリキュラムでもアサーティブコミュニケーションの練習を行っています。

 

ぜひ一緒にお仕事に役立つスキルを身につけましょう!

 

今回のブログを読んで内容が気になった方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。

 

最後までブログを読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

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