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PCやスマホの安全な処分方法 |プラーナのSDGsへの取り組み

次々と新しい機種が発売されるpcやスマホ。

年式が古くなると動作が遅くなったりトラブルが発生し仕事に支障が出たり。修理するにも破棄するにもコストがかかります。また、金銭的なコストだけではなく処分の方法によっては環境にも影響が。

個人でも法人でも、pcやスマホなどの電子機器を使用する方であれば一度は処分方法に迷われたことがあるのではないでしょうか。

 

プラーナでは、SDGsへの取り組みの一環として、ノートパソコン、デスクトップパソコンの処分にリサイクルという方法を選ぶことに致しました。そんな選択に至った経緯や理由について書かせていただきます。

 

 

 

PCやスマホを安全にデータ消去しリサイクル

PCやスマホを安全にデータ消去しリサイクル

pcやスマートフォンの中には個人情報がたくさん詰まっています。

外部に漏れては困るパスワードや連絡先、写真などデータの消去を行うことも処分する前に必須です。データの消去は自分自身、もしくは自社でも行うことができますが、専門的な知識がないと完全に消去できているかなどの不安が残ります。

自社でできる限りのデータを消去した上で、専門業者の方にも改めてデータをクリアにしていただけることも今回PCの破棄を業者さんにお願いする要因の一つとなりました。

 

PCやスマホの処分が環境に与える影響

PCやスマホの処分が環境に与える影響

現代では当たり前のように一家に一台、もしくは一人一台といった割合でパソコンやスマートフォンを利用する人が増えています。そして、定期的に機種が新しくなったり、バージョンアップしていく過程でサポートが受けられなくなり買い替えを余儀なくされたりと、買い替えの頻度が多いのも、PCやスマートフォンの特徴ではないでしょうか。

買い替えが必要になれば当然、不要となる機器が出てきます。パソコンやスマートフォンの製造から廃棄までの工程が環境に与える影響はとても大きいです。

 

パソコンに使用されている資源

パソコン1台を製造する過程で、2パターンの資源が使われています。

①水、化学燃料、化学物質などのpc製造時に費やされる資源

パソコンを一台製造する過程で使用する水は約70,000リットル。お風呂の浴槽にはる水の量がやく200リットルなので、一台のパソコンを使用するのにだいたいお風呂の浴槽350個分の水が必要になります。

それは、毎日お風呂に水を張ると考えるとだいたい1年分の浴槽に使用する水と考えることができます。

また、化石燃料、化学物質などの資源も合わせると、平均的なデスクトップパソコンを製造する際に1.8トンもの資源が使われています。

 

②金属、基盤、プラスチックなどpc本体に使用している資源

ノート型、デスクトップ方、スマートフォンやタブレットなどで本体に使用される資源は異なりますが、

主にプラスチック、鉄、金、銀、パラジウムなどが使用されています。

パソコンに使用される原料は性能向上や軽量化に伴い年を追うごとに変化しており、レアメタルと呼ばれる流通の少ない希少な金属も使われてきています。

レアメタルには

  • プラチナ
  • リチウム
  • チタン
  • コバルト
  • ニッケル
  • ゲルマニウム
  • インジウム
  • パラジウム

などを含む31種類がありパソコンの他にも電化製品の中に含まれているものがあります。

 

リサイクルをせず破棄してしまうとこのような希少な金属がなくなり、金属の価格が高騰し結果そのような金属を使用している製品の価格が高騰していきます。

 

パソコンを廃棄する時に発生するCO2と膨大なエネルギー消費

パソコンが破棄されるまでに消費されるエネルギー量は冷蔵庫とほぼ同じと言われています。

パソコンの稼働自体にはさほど大きなエネルギーの消費はないものの、製造から廃棄までの期間が短く、製造時に大量のエネルギーが必要となるため相対的に考えると冷蔵庫に匹敵するそうです。

CO2が発生量が増えると気温が上昇し、地球温暖化が進み、生態系の変化や北極、南極の氷が溶け海面上昇につながったり、異常気象が起こる原因となります。

 

紛争鉱物の消費

紛争鉱物とは、アフリカ諸国などの紛争地域で採掘された鉱物資源のことを指します。

アフリカ諸国など紛争の多い地域では、鉱物資源の輸出が外貨獲得の重要な手段となっていますが、そのため、鉱物を巡った紛争が絶えず、武力勢力による非人道的な行為(一般住民の虐殺、死刑、拉致、性的暴行、奴隷化など)が後を立ちません。

 

パソコンの中に使用されているタンタル・タングステン・金・スズ・コバルトなどは紛争鉱物の一部で、これらの鉱物を再利用することで新たな採掘を減らし、紛争鉱物を巡った様々な問題の解決を助けます

 

神奈川近辺の回収も行ってくれるピープルポート株式会社様へ依頼

神奈川近辺の地域によっては回収も行ってくれるピープルポート株式会社様へ依頼

使わなくなったノートパソコン32台、デスクトップパソコン3台、その他パソコン周辺機器を引き取っていただく場所としてピープルポート株式会社様へお願いいたしました。

不要になった電子機器を引き取ってくれる会社様はたくさんありますが、弊社がなぜこちらの企業様にお願いしたのか、その理由についてお伝えします。

 

排出されるCO2の量をおよそ90%削減

新しいパソコンを一台製造するときに排出するCO2の量は約300kg。

それに対して、こちらの会社で製造している「エシカルパソコン」は排出するCO2の量が20kg未満と、90%以上も削減し製造されています。

CO2の排出量は地球温暖化につながるため、排出量を抑えることは地球温暖化を防ぐことにつながります。

 

地球の資源である水の使用を削減

水は限りある資源の一つです。日本では生活の中で当たり前のように使用をし飲んでいる水ですが、世界中を見渡すと水不足が社会問題としてある国はたくさんあります。地球の資源は、いつまでもあることが当たり前ではないのです。

そんな水の使用量も、「エシカルパソコン」を作成する際には通常のパソコン製造に比べて大幅にカットしています。

通常、新しいパソコン1台を製造するのに約70,000リットルの水を使用します。

それに対して「エシカルパソコン」を製造するときに使用する水の量は約90%の水量をカット。約7,000リットルに抑えることができます。

 

紛争鉱物の再利用

 

パソコンには、レアメタルと呼ばれる貴重な資源が使われています。
パソコンを再利用することで資源を循環させ新しい資源の利用を減らします。

パソコンには紛争鉱物と呼ばれる、紛争の原因にもなっている鉱物、コバルトやリチウム、インジウムなどのレアメタルが使われています。こういった鉱物を採掘している現場では、児童労働や健康被害などの社会問題もあり、鉱物を再利用することで採掘量を減らし、紛争を緩和させるきっかけとなることを目指します

 

年々増加している難民の方を日本人と同水準の条件で雇用

 

紛争や迫害によって母国を逃げ日本に来た難民が平和の中で普通の生活が送れるようパソコン修理のエンジニアとして雇用しています。難民の人も日本人と同じ給与水準で働いています。また、日本を離れても生かせる高度なパソコン整備スキルを日々磨いています。

貧困や紛争により増加している難民の方々。日本にも毎年一万人以上の人々が避難してきています。

そういった海外からの労働者はとても安い賃金で雇用されたり、社会保険などの保障を受けることができなかったりと、不利な条件で就労しているケースが多くあります。

ピープルポート株式会社様では日本人と同水準の給料と社会保障で難民の方々を雇用することで難民の方々の人権を守っています

 

詳しくはこちらのホームページから確認できます。

 

神奈川県横浜市にあるこちらの会社さんでは、パソコン5台以上から。東京23区、神奈川県横浜市、川崎市、大和市、町田市限定にて回収にもきてくださるとのこと。

PCを運ぶ手間もなく、環境問題や人権問題、紛争解決にも何らかの形で貢献できます。

 

 

エシカルパソコンを購入するという選択

エシカルパソコンを購入するという選択

パソコンの処分の方法も、持続可能な社会を築いていくために大切な取り組みですが、再利用された材料で作成された商品を購入することも、持続可能な社会を築いていくための大切な選択です。

 

ピープルポート株式会社様では、「エシカルパソコン」という再生パソコンを販売しています。

生まれ変わった再生パソコンは新品の半額以下の価格で購入することができ、環境にも優しく持っているだけで社会に貢献することができます。

 

まとめ

現代では、一家に1台以上はパソコンがある時代です。

一台のパソコンの寿命は約10年(10年もてば良い方だと言われています)。

そのペースで廃棄していったら、単純に考えても毎年膨大な量のパソコンが破棄されていることがわかります。

環境のために、さまざまな社会問題のために、自分にできることというとスケールが大きく想像がつかないですが、さまざまな問題は、私たち一人ひとりの日々のちょっとした選択と密接に関わっています。

 

 

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