皆さん、雨は好きですか？
雨と言っても突発的に降る雨・小雨程度の雨・長雨などいろんな雨の降り方や場面があります。
「こういう雨は好きだな」「雨が続いているといいけど突発的な雨は苦手」「雨の日は好きじゃない」など人により分かれると思います。また、普段雨の影響を受けない人でも、梅雨など雨が続く日は少なからず影響が出てきます。
梅雨に備えて影響を受ける理由や心構えを知っておきましょう。
梅雨が人に与える影響
梅雨は梅雨前線の影響で、一年の中で一番雨が長く続く季節のことです。雨が降ることでプラスなこともありますが、雨が長く続くと人間は身体や心理に様々な変化が出てきます。
例えば、曇りや雨の日が続くと、日光不足や気圧の変化などが原因で気分が落ち込みやすくなります。特に日照時間が短くなると、セロトニン（幸せホルモン）と呼ばれる気分を安定させる神経伝達物質の分泌が減少し、うつ病や不安症状が増える可能性があります。
また、梅雨は雨が降っているので湿度が常に高く、汗の蒸発がしづらい状態です。
なので気温が上がっても発汗機能が上手く働かずに、体の中に水が溜まってしまいます。そうすると、むくみやだるさに繋がったり、熱中症の危険性もあがります。
他にも寒暖差や低気圧の影響など、思った以上に私たち人間は多くの影響を受けています。
梅雨のストレスの原因
先ほどお伝えした影響以外にも、梅雨のストレスの原因はいくつかあります。
- 睡眠からくるストレス
湿気が多くなる梅雨は、先ほどもあげた通り汗が蒸発しづらい状態にあります。そうすると体温調整が上手くいかず、ジメジメした空気もあり寝苦しさを感じやすくなります。
また、気圧の変化や雨音などの外的要因も睡眠の質の低下へ繋がります。日中の眠気や疲労感として出てきてしまい、気圧の変化も相まってさらに身体のだるさを感じ、パフォーマンスが下がっていきます。
- 生活リズムからくるストレス
梅雨の季節は雨が続くため、外出の機会の減少、スケジュールなどへ影響が出てきます。そうすると、運動不足や食生活の乱れ、人と接する機会がいつもより減ることで生活リズムの乱れに繋がってきます。生活リズムが乱れると、生活の質も低下していきます。思い通りにいかないストレスは積み重なり、やがて大きなストレスとなっていきます。
乗り越えるための対処法
ここまで梅雨が与える影響やストレスについてみてきました。
では、梅雨を乗り越えるためにはどのように対処していけばいいのでしょうか。
① 適切な睡眠
良質な睡眠を確保することはストレス管理の基本です。梅雨の時期は湿気が多く寝苦しい日が続きますが、部屋の室温調整・パジャマや寝具の調整で改善できるものもあります。夜間の温度や湿度を意識して、リラックスできる空間を作りましょう。また、ゆっくり入浴をしたりアロマを取り入れる、スマートフォンやPCを早めに切り上げるなどの習慣も試してみてください。
② 適度な運動
運動はストレスを軽減し、気分をリフレッシュさせる効果があります。梅雨の日でも屋内でできる運動を取り入れることで、外出機会の減少や運動不足に対処ができます。ラジオ体操やストレッチ、筋トレなど自分ができる無理のない範囲で試してみてください。
③ 趣味の活用
家の中にいるからこそできる、趣味に没頭する時間を作るのも大切です。普段はゆっくり時間をとれない読書の時間、料理の時間。音楽を聴いたり、ちょっと贅沢なスイーツやお酒などを片手に映画を観るのもいいですね。雨だからこそできる贅沢を見つけるのは大切です。この機会に模様替えや断捨離などで気分を変えるのもいいかもしれません。
④ 人との関わり
雨の日は気圧や寒暖差により自律神経が乱れ、気分が落ち込みやすくなります。
1人で過ごすことで鬱々としてしまい季節性うつにある可能性もあります。雨だから人と会えないではなく、あえてお気に入りの傘やレインブーツなどを準備して、人に会いに行くのはいかがでしょうか。あじさいなどの季節を楽しむこともできます。
上手く季節と付き合うために
いかがでしたでしょうか。
日本の季節の移ろいはとても素敵ですが、それと同時に上手く付き合う必要もあります。日頃から睡眠や食事など生活リズムを整えられると一番良いですが、学校や仕事などの日常生活に追われて上手くいかないこともあります。そんな時ほど、上手くリフレッシュ方法を取り入れていきましょう。また、上手くいかないと気づいたときは、逆に現状を見直すチャンスでもあります。出来ることからやっていきましょう。
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