こんにちは。プラーナ湘南です。
秋とは思えない暖かさから一転、急な冬の訪れで厳しい寒さに身体がついていかない方も多いのではないでしょうか?
季節の変わり目はストレスも感じやすく疲労もたまりやすいので、うまく休息を取りながら日々の活動に取り組んでいきましょう。
今日は体調を整える上で重要な『ホルモン』について解説を行いたいと思います。
目次
1.「幸せホルモン」と呼ばれる3つのホルモン
2.「幸せホルモン」を積極的に増やす方法
3.まとめ
1.「幸せホルモン」と呼ばれる3つのホルモンを紹介
人の脳から幸せな気分になれるホルモンが分泌されるということを知っていますか?心のバランスを整えたり、ストレスを軽減させたりするこの「幸せホルモン」は、意外とささいな習慣で分泌するのです。今回は3つの幸せホルモンの基礎知識や増やし方を解説したいと思います。
○セロトニンの効果
一つ目に紹介する幸せホルモンは「セロトニン」です
心のバランスを整える作用があるホルモンで、「安心のホルモン」と呼ばれています。セロトニンがきちんと分泌されると、ほかの神経伝達物質が暴走するのを抑制し、平常心を持ち続けることができます。また、睡眠を促す「メラトニン」というホルモンを分泌するための原料としても使われており、質のいい睡眠にも大きく関わっています。セロトニンが不足するとイライラしたり、うつ状態や暴力的になりやすいといわれています。
○オキシトシンの効果
二つ目に紹介する幸せホルモンは「オキシトシン」です。主に次の効果があります。
・幸福感を与える
・社交性を高める
・不安や恐怖心を和らげる
これによってストレス軽減や免疫力アップも期待できるといわれています。
もともとオキシトシンは「出産・育児の際に分泌されるホルモン」として知られていましたので母子間の触れ合いでうまれるホルモンと認識されていました。しかし研究を進めていくと母子間以外でのスキンシップによっても分泌されることがわかってきました。そのため、オキシトシンは恋愛ホルモン、抱擁ホルモン、思いやりホルモンなどさまざまな呼び名も持っています。
○ドーパミンの効果
三つ目に紹介する幸せホルモンは「ドーパミン」です。
人間が生きていくためには、目的達成や危険回避のために「やる気」を出さなくてはいけません。ドーパミンは生きるために必要なやる気を促し、幸福感をアップさせるホルモンです。また、仕事や学習などに必要な情報を一時的に記憶・処理する能力である「ワーキングメモリー」にもドーパミンは影響を与えるといわれています。つまり、ドーパミンの分泌が活性化されると、学習能力や仕事能率のアップも期待できます。ほかにも、達成感、快感、喜び、感動などももたらします。そのため、ドーパミンが不足すると「やる気が起きない」「記憶力や作業能率の低下」「無関心・無感動」などを引き起こし、幸福感の低下につながってしまいます。
2.「幸せホルモン」を積極的に増やす方法
上記の記事で、幸せホルモンには『セロトニン』・『オキシトシン』・『ドーパミン』の3種類ある事をご説明させて頂きました。
では次に、それぞれのホルモンが持つ作用と分泌を促進して増やす方法について見ていきましょう。
○セロトニンを増やす方法
幸せホルモンのうち、最も大事で最優先にするべき脳内ホルモンはセロトニンです。なぜなら、精神が安定していてストレスが緩和されている穏やかな状態が、幸せの基本だからです。セロトニンは、自分について満ち足りた感覚を感じさせてくれます。セロトニンがしっかり分泌されている人は、心が満たされて幸せを感じることができます。
セロトニンを増やすためには、以下の習慣を取り入れましょう。
・朝日をしっかり浴びる
・朝、散歩などのテンポのあるリズム運動を10分以上する
・セロトニンの材料であるトリプトファンを含む食べ物をとる
・週2回以上、30分以上の運動をする
・幸せであることを実感する
○オキシトシンを増やす方法
オキシトシンは、他者との関係性に深くかかわる脳内ホルモンです。他者への信頼、愛情などにオキシトシンが関わっています。さらに、オキシトシンは社会参加に作用しています。オキシトシンが、人と交わることの不安を軽減させるのです。社会生活を送るためには、他者との交わりが必須ですので、オキシトシンは重要な役割を持っていると言えます。
オキシトシンを増やすためには、以下の習慣を取り入れましょう。
・他者に感謝を伝える
・家族、ペットなどとスキンシップをとる
・他者に対する思いやりを持ち、行動する
・幸せでいられることを他者に感謝する
○ドーパミンを増やす方法
ドーパミンは、達成感や気持ちよさを感じるときに分泌する脳内ホルモンです。セロトニン、オキシトシンとは違い、大きく気分が高揚します。仕事が成功して報酬をもらったときや、欲しかった服を買ったときなど、具体的な物事に対して快楽物質としてドーパミンが分泌されるのです。ドーパミンが分泌されることで、達成感を得るために行動ができるようになります。また、ドーパミンは、やる気にも関わっています。ドーパミンが不足してしまうと意欲が下がり、やる気が出ない状態になります。ドーパミンを適度に分泌させることで、やる気が出るようになります。
ドーパミンを増やすためには、以下の習慣を取り入れましょう。
・普段より少し難しい仕事・作業をこなしていく
・趣味を持つ
・成長や成功を振り返り、実感する時間を作る
まとめ
今回の記事では3つの幸せホルモンについて解説させて頂きました。幸せホルモンは普段の生活や毎日の習慣を利用して分泌することも可能です。
幸せホルモンを理解すると、自律神経を整えたり、朝をポジティブな気持ちで迎えたり、ストレスを軽減することもできます。
ぜひ今回紹介した方法で幸せホルモンを分泌させて、毎日の生活を豊かなものにしてみましょう。
プラーナ湘南では就労準備の他に、生活リズムの改善やストレスケアを目的としたカリキュラムを開講しております。
是非一度、見学にいらしてください。