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大人の発達障害。仕事が合わない、続かない。おすすめの職業や探し方。仕事選びの工夫と支援

大人の発達障害。仕事が合わない、続かない。おすすめの職業や探し方。仕事選びの工夫と支援

発達障害には、ADHD、ASD、LDなど特性が異なる障害がございます。

一見障害があるようには見えないので、あえて職場には話さずクローズ就労されるケースが多かったり、就職して初めて自分に発達障害があると気づくケースも多いです。

職場環境が障害特性と合っていないと継続することが難しく、頑張りすぎると2次障害を発症してしまったり、病気にならずとも職場で働き続けることが困難で転職を繰り返すケースも多いです。

発達に障害があると自覚しているか、していないかにかかわらず、そのような方は社会で生きていくことの難しさを感じていたり、人間関係のトラブルに悩まされたりと、どのように生きていけば良いのか模索している方も多いのではないでしょうか。

 

今回はそのような方へ向け、仕事が合わないと感じる、仕事が続かない、どうやって自分に合う仕事を見つけたら良いのか、仕事選びの工夫について書いていきたいと思います。

 

 

 

仕事が合わないと感じる。就職しても続かない。どうしたら良い

仕事が合わないと感じる。就職しても続かない。どうしたら良い

冒頭でも、発達障害にはいくつか異なる特性を持つ障害があると書きましたが、障害特性により、仕事でのお困りごとは異なります。どんなお困りごとがあるのか、特性ごとに見てみましょう。

 

ASD(自閉症スペクトラム)

  • 予定の変更が苦手で、イレギュラーが起こるとパニックになってしまう
  • 一つのことに没頭しやすいため過集中になりがち。集中している時には他の人の声や周りで起こっていることに注意が向かない
  • こだわりが強い傾向があり、決まりやルールを守らないと気が済まず、臨機応変な対応が困難
  • 聴覚や嗅覚、触覚などの過敏がある場合もあり、その場合音が気になり集中できなかったり、夜寝つきが悪かったり、他の人が平気でも不快だと感じることが多くある
  • 人の感情を読み取ることが苦手
  • 曖昧な表現は理解しづらいため、具体的ではっきりとした指示だと動きやすい

 

 

ADHD(注意欠如・多動症)

  • 忘れ物が多い
  • 片付けられない
  • 時間を守るのが苦手
  • 発想力はあるが、継続することは得意ではない
  • うっかりミスが多い
  • 好きではないこと、興味のないことに集中するのが難しい
  • そわそわしてしまい、じっとしているのが苦手

 

LD(学習障害)

  • 読んでいる文字や文章の意味を理解するのが難しい
  • 文章の内容をつかんだり、まとめたりするのが難しい
  • バランスの取れた文字を書くのが難しい
  • 板書など、書写しの速度が極端に遅い
  • 考えいていることを文字に起こすのが難しい
  • 数の概念を理解するのが難しい
  • 計算ができない

 

上記に記載したのは発達障害の特性の一部です。

業務内容とご自身の特性が合っていないために過度なストレスがかかり、お仕事を継続するのが困難な場合もありますが、ADHDの方などは、そもそも一つの場所にじっとしていることが苦手なので、よほど好きで、合っている仕事じゃない限り、集中力がもたなかったり「仕事を辞めたい」と感じてしまうかもしれません。

 

それぞれ特性が異なるので具体的な対処の方法も異なりますが、どんな特性をお持ちであっても一番最初に必要なことは、自分の特性をよく理解することです。

 

  • どんな時に困ってしまう(もしくは、周囲を困らせてしまう)?
  • どんなことが得意?
  • 何に気をつけていると自分はベストを尽くすことができる?

 

すぐに答えが見つかるものではありませんが、今までの失敗や経験から、自分の特性について冷静に、客観的に分析することはお困りごとに上手に対処していくためにとても重要です。

 

「100%自分に合った環境を見つける」というのは奇跡に近く、一生かけても見つからない方の方が多いのではないでしょうか。環境や周囲を変えることは困難でも、自分自信が自分を理解し自分で対処できる方法や手段、ツールを持っておく事は環境を変えることよりも容易です。

 

とはいえ、「じゃあ、何をすれば自分への理解を深めることができるの?」「実際何をすれば良いのだろう?」と思いますよね。

プラーナでは、得意なことや苦手なこと、また苦手に直面した時の対処法のヒントなどをカリキュラムや個人で行える作業を通して発見していただいております。就職する上で課題となることに直面した時の対処法なども、仲間からの意見を参考にご自身へ取り入れ、就職した後に実践できるようにしています。

 

就職をすることよりも、ついた仕事を継続することこそが、ご利用者様にも、企業様にも価値のあることと考え、永く支援をさせていただいております。

 

どうやって仕事を探したらいい?仕事を選ぶ時の工夫

どうやって仕事を探したらいい?仕事を選ぶ時の工夫

現代は様々な働き方があります。

企業に勤めるのも選択肢の一つではありますが、一言で企業に勤めると言っても、自分にある特性を企業へ伝え、配慮をいただきながら働くという選択肢もありますし、特性のことは伏せたまま働くという選択肢もございます。以下記事参照

大人の発達障害。adhdのオープン就労とクローズ就労どっちが良い?

 

他にも、スキルを身につけてフリーランスで働くという選択肢もございますし、起業される方もいます。

どの方法も全て間違いではありませんが、どの方法も「働く」以上、忍耐覚悟は必要です。

 

これは個人的な意見ではありますが、私はいつもお仕事をする際に「やりたい」という気持ちを大切にしています。

そもそも、やりたいと思えないとエネルギーが湧かないですし、試練や壁にぶつかったときにすぐに挫折したり諦めてしまうからです。

自分の得意とすること、できることと苦手なこと、わくわくすること、「やりたい」と思えることが見つかったら、ぜひ、その仕事をするために努力をしてください。仕事に近づくことは何かを考え、進歩が遅いと感じても忍耐して学び続けてください。もし、その努力が実にならなかったとしても、思った通りの仕事に就くことができなかったとしても、努力をしていればそれが役立つ場所が絶対にあります。

 

「何から始めたらいいんだろう?」

「どんな努力をすれば良いかわからない」

「具体的なアドバイスが欲しい!」

 

と思われる方は、ぜひプラーナへご連絡ください。

 

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発達障害の方おすすめの職業

発達障害の方おすすめの職業

発達障害の特性によりお困りごとが違うように、特性により向いている職業も異なります。

どのような特性にはどんな仕事があっているのか、逆に難しい仕事はどんなものかをご紹介します。

 

ASD(自閉症スペクトラム)の方に向いている職業

ASD(自閉症スペクトラム)の方の特性の一つに「興味のあることに対する集中力」「こだわり」があります。興味の持てるお仕事であれば人一倍の集中力を発揮し、特性上、手を抜くことができずこだわるので、他の人が驚くような成果を出せるのがこのタイプの方。芸術家や音楽家、プログラマー、職人、など、一人でこだわりを持ってできる職業に向いています。

一方、人とコミュニケーションをとることや、人の感情を理解したり気を使ったりということが苦手なので、チームで動く職業や、人との関わりが多い職業を苦手とする傾向があります。

また、良い、悪いの判断が単純で分かりやすいことを好み、曖昧な表現は理解しにくいため、マニュアルやルールが明確化されている職場は働きやすいと感じるでしょう。

 

ADHD(注意欠如・多動症)

ADHD傾向の強い方は瞬発力、行動力があり、自由に動ける環境だと力を発揮しやすいです。

ASDの特性とは逆に、ルール、決まりの多い職場や協調性が求められる職場では持っている力を発揮しづらくなります。

ルール、時間を守ることが苦手なので、働き方としておすすめなのは、

フレックス制などの時間に融通のきく働き方や、フリーランスなど、成果物や受けた仕事に応じて報酬を得るお仕事の方が向いています。じっとしているのが苦手な多動傾向の強い方は、営業など外回りのできる仕事も比較的働きやすいと感じるでしょう。

 

LD(学習障害)

LDの特徴がある方は、まず、自分が苦手としていることは何なのかを明確にしましょう。

手書きが苦手なのであれば、PCやタブレットを使用して業務を行うことができるのかや、読むということが苦手な方は、どんな文章が苦手で、どんな文章だと理解しやすいのかなど、より具体的に自分の特性の把握をする必要があります。

苦手を自覚し伝えることで、職場から配慮いただけることが多々あります。

 

「自分にはできない」と決めつけるのではなく、「どのようにしたらできるようになるかな?」という視点でできることを増やしていきましょう。

 

 

就職した職場で永く働きたい!そう望む方におすすめしたい。発達障害があるから受けられる支援

就職した職場で永く働きたい!そう望む方におすすめしたい。発達障害があるから受けられる支援

数十年前に比べ、現在では発達障害の知識も広まり多くの人に認知されるようになりました。

正しい知識が広まることで偏見や誤解は減っていきますが、まだまだ職場や社会での理解が足りてるとは言い切れません。

一つの職場で働き続けるにはご自身の努力はもちろん必要ですが、会社や周囲からの配慮も必要になります。

配慮を受けつつお仕事ができると、より働きやすい環境を見出すことができます。

 

配慮を受けつつ働くことを望まれるのであれば、就労移行支援事業所を利用し就職先を見つけることをお勧めいたします。就労移行支援とは、様々な障がいをもち働くことに困難を感じている方へ向けた支援のことを言います。

 

具体的には、

・生活リズムを整え就労に備える

・職業訓練カリキュラムを通して自己理解を深め、体調を整える

・模擬職場体験をし就労後に必要となるビジネスマナーやコミュニケーション力を身につける

・就職のための書類作成や面接練習、同行など一連の就職活動をサポート

・企業様とご利用者様の間にたち、双方のお困りごとや相談に対応。

 

など、上記は支援の一部ではございますが、より自分にあった働きやすい職場を見つけ、永く働けるようサポートを行なっています。

 

就労移行支援といっても、身につけられるスキルや特化している部分は事業所により異なりますので、もし利用を検討されるようであれば、一度見学へいかれることをお勧めいたします。

 

まとめ

発達障害の種類やそのお困りごと、向いている働き方や仕事の見つけ方などを中心に執筆させていただきました。

もし、就職に関するお悩みがございましたら、行動することで道がひらかれることをお伝えしたいです。

 

 

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