みなさん、こんにちは。
今回のテーマは「ジャーナリングの効果と就職との関係」についてです。
在宅ワークの普及が進み、人との物理的距離ができた事で、自己分析のニーズが高まっています。自分自身を見つめ、自己理解を深めるにはとても有効なジャーナリングという言葉も、認知が広まっています。
プラーナでは、数年前からカリキュラムでジャーナリングをとり取り入れております。今回はジャーナリングについて、ジャーナリングの効果、就職との関係性について書いていきたいと思います。
ジャーナリングを必要としている人の特徴
ジャーナリングは、日記という意味を持つジャーナルという単語を進行形にした英単語です。その名の通り、日記のように頭に思い浮かぶことを書き出すことで頭の中を整理することができます。
人それぞれ、書き出すまでもなく頭の中を整理するのが得意な人または苦手な人いらっしゃると思います。どのような人でもジャーナリングをすることで得られる気づきはありますが、特にジャーナリングを必要としている人の特徴をいくつかあげてみました。
- 不安や悩みが多く、頭の整理がうまくいかいない
- 何か行動に移したいと思っているけど、何をしていいかわからない
- 頭の中がいつも忙しく、決断をすることが困難で決められない
- 物事を順序立てて考えたり、整理することが苦手
- 自分の考えや思いをまとめたり口にすることがうまくできない
または、漠然としたストレスが溜まっている時などにも、そのストレスの原因や対処法を見出したり、誰かに伝えたいことがあるけれど、漠然としていてどう伝えたら良いかわからない時、抱えている問題を整理してみたい時などもとても有効です。
私はジャーナリングという言葉を聞いたのはプラーナで働き始めた後でしたが、思い返してみると、色々な悩みの増える中学生になった年から、ずっと日記をつけていました。言葉にはならない感情を紙に書き出すことで、冷静になれたり、自分がどう感じているのかをより理解する助けになっていたと思います。
ジャーナリングは、自分でも気づかなかった自分自身を知る方法でもあります。
ジャーナリングって何?
ジャーナリングとは、思いや考えを紙などに書き出すことを指しますが、簡単にいうと「思考整理に役立つセルフケア法」 と言えるかと思います。
今回は「セルフケア」と書かせて頂きましたが、厳密にいうとセルフケア意外にも「自己分析」などの側面もあります。
今回はセルフケアの側面からご説明したいと思います。
人間の脳にも容量上限がある?
仕事が忙しくなったり、悩み事が増えたりするとある時「思考停止」してしまったり、物事の判断をうまくできなくなった経験はありませんか?
容量は人それぞれ、大きさが異なりますが、人間の脳には、「これ以上はもうできないよ」というキャパがあります。そのキャパを越えそうになると、人は、自分を守るために動きが鈍くなったり、頭痛や腹痛などの身体症状が現れたり、仕事をしようと思っても頭が全く働かなくなってしまったりします。
私のスマホも、よく容量がいっぱいになり「ストレージが上限に達しました」という文言が出てきて写真や動画を撮れなくなることがよくあります。
そんな時に、どんなことをしますか?
恐らく、必要なデータと不要なデータを分けて不要なデータを破棄したり、アプリなども使うもの、使わないものの整理をしたりするのではないでしょうか。
ジャーナリングとは、頭の中でごちゃごちゃになっている情報を整理し、「必要なもの」「必要でないもの」を区別する作業です。整理し頭の中が整うと、集中するべきことが明確になるので、作業効率が上がったり、余計なストレスや負荷が掛からなくなります。
また、自分が望んでいることや大切にしたいと思っていることがはっきりするので、迷いや不安も減ります。
忙しい時、一杯一杯な時。自分を大切にできていないと感じる時こそ、セルフケアの一環としてジャーナリングを活用することができます。
ジャーナリングをするとどんな良いことがある?
皆さんは、占いは好きですか?
生きていたら、迷うこ時。答えを誰かからもらいたいと思う時があるのではないでしょうか。占いは外側から自分へのアドバイスや道筋を照らしてくれる、一つの指針になるかもしれません。
ですが、どうしたら良いかと迷った時、本当に必要な答えは、実は自分自身の中にあります。ただ、そのことに気付けていないだけです。
ジャーナリングは、自分自身を見つめる時間です。自分に問いかける時間です。
自分自身へ上手な質問をし、正直な答えを書き込むことができると、自分でも気づけなかった自分が求めていた悩みへの答えが見つかるかもしれません。
また、先程の項にも書きましたが、ストレス解消の効果や、頭がすっきりとクリアになり、何を行ったら良いかが分かりやすくなるという効果もあります。
書いて表現することも、スキルの一つです。書き出すことに慣れていくと、表現するのが簡単になってきます。
私自身、日記をつける習慣が現在のお仕事へ繋がっているという実感もあります。
ジャーナリングと就職にはどんな関係があるの?
ジャーナリングと就職。一見全く無関係のように思われますが、就職活動を進めていく上で最も重要となってくることは「自己理解を深める」ということ。
自分の得意なことは?苦手なことは?
好きなことは?必要な睡眠時間は?
どんなことは我慢できる?もしくは我慢できない?
などなど。就職活動を進めていく上で最も重要なことは「自分を知る」ことです。
自分自身を知らないまま就職してしまうと、永く続きません。
自分の過去を振り返ったり、時には目を背けたい記憶と向き合うことも必要かもしれません。自分自身と真正面から向き合うこと。それがジャーナリングです。
プラーナをご利用されている方々は、就職前にしっかりと自分自身と向き合い、困難を乗り越えることで就職後に自信を持ってお仕事へ取り組むことができたり、問題にぶつかった時にも自分なりの対処法を見出すことができています。
また、ジャーナリングは自分の特性を知るチャンスにもなりますので、「自分の特性上、こうゆう状況ではこうなるかもしれないので配慮をもらいたい」ということを自分から発信することができるようになります。
まとめ
ジャーナリングと就職活動について書かせていただきました。ジャーナリングを上手く活用できるようになるには、羞恥心や見栄、プライドなど正直に自分を見つめることを邪魔する感情を捨て素直になる必要があるかもしれません。
また、向き合いたくない事実を認めることが必要になってくるかもしれません。
勇気を持って書き進めることは、新しい明日への第一歩です。
プラーナ相模原では週に一回、ジャーナリングカリキュラムを行っています。
どんなことを書き出したら良いのかや、考え方のコツなどもお伝えしておりますので、就労支援を必要とされていてご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
―次に繋げる―
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