こんにちは、プラーナ相模原です。
公園の花壇、スーパーの野菜売り場、服飾店のウィンドウなど、様々な場所で春を感じるようになってきましたね。
ただ春の訪れが嬉しい反面、春特有の揺らぎの季節で落ち着かない気持ちになる方もいらっしゃいますね。
今日は同じものごとに対しても「表現を変えること」で得られる効果についてお話します。
1.私たちがもつ自動思考
何か出来事があったとき、私たちは瞬間的に、そして自動的に考えやイメージを持ちます。
心理学では「現実の受け取り方」や「ものの見方」のことを認知といい、この瞬間的に浮かぶ認知を自動思考と呼びます。
自動思考の多くはそれまでの経験や過ごしてきた環境の中で身に着けていきます。
同じ経験をしても受け止め方が異なるのは、人それぞれ自動思考の癖が異なるからです。
この自動思考が極端なものだとメンタルに不調が起きたり、現実とのズレから不都合が起こったりします。
2.極端な自動思考の例
極端な思考のうち、代表的なものをあげます。
認知の歪みとも呼ばれるものたちです。
■白黒思考
白黒つけないと気が済まない、「0か100か」思考です。
少しでも失敗があると他の成功も意味がない、全て失敗だと感じてしまう思考の癖です。
■~べき思考
~しなければならないと考え、それに縛られてしまう思考です。
■自分のせい思考
本来自分とは関係のないことも自分と結び付けて、「私のせいだ」と自分を責めてしまう思考です。
他にも何でも悲観的に考えたり、相手のことを決めつけてしまったり、思考の癖は色々あります。
もちろん悲しみに思いきり浸ることが必要なときもありますが、慢性的に思考の癖に縛られてしまうととても辛くなってしまいます。
3.言葉の力
では極端な思考の癖がついている人はどうすればいいのか?
そこで役立つのが「言葉」です。
例えば「仕事では絶対にミスをしてはいけない」
もちろんミスをしないに越したことはないですが、強い緊張感を持って仕事し続けることはとても疲れますし、ミスをしたときに自分を必要以上に責めてしまいかねません。
そんなときは声に出してみましょう。
「失敗は成功のもと」
「人間だれでも失敗することはある」
少し気恥ずかしいかもしれませんが、声に出すことが重要です。
自動思考以外にも、例えば「仕事に行きたくない」
そんな気持ちがあったとき、「今日は仕事帰りにスイーツを買って帰ろう」と口に出して言ってみましょう。
仕事に行く事実は変わらなくても、その後の楽しみに意識を向けてしまうのです。
頭の中を変えることはとても難しいです。
けれど思っていなくても言葉にする、表情を笑顔にする、そういったことで脳は「楽しいんだ」「楽しみがあるんだ」と錯覚を起こします。
4.不安なときこそ声を出す
同じ経験をしても捉え方は人それぞれ。
どうせ同じ経験をするのなら、苦しくない捉え方を出来るといいですよね。
そんなときに、心からそう思えなくても前向きな言葉を口にしてみることは有効です。
ただどうしても気持ちが追い付かない、苦しい。
そんなときには認知療法など専門的な治療が必要かもしれません。
周りの信頼できる方に自己発信し、力を借りながら、自分が生きやすい方法を見つけていきましょう。
―次に繋げる―
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