こんにちは。プラーナ宮崎です。
朝夕の暑さが少しずつおさまってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
プラーナでは、今月も続々と問い合わせをいただいています。
- 就職に向けて頑張りたい。
- 自立に向けて何か始めたい。
- まずは外に出る準備がしたい。
様々な思いを胸に、ご本人様、ご家族様、関係機関の方から、ご連絡をいただきます。
お問い合わせをするだけでもとても勇気がいる方もいらっしゃると思います。
問い合わせをする前に、どの事業所に話を聞いてみようと悩まれる方も多いのではないでしょうか。
本日は就労移行支援事業所の選び方のポイントをお伝えしていこうと思います。
そもそも就労移行支援サービスとは何なのか?
就労移行支援事業所とは、簡単にいうと以下のようなサービスになります。
・障がい者総合支援法における障害福祉サービスのひとつ
・原則2年の利用期間で、就職に必要な知識やスキルの為のサポートを実施
・一般企業にて就労を目指している障がいのある方(18歳~54歳)が対象
利用に関しては、障害者手帳の有無は問いませんが、医師の診断書や自立支援受給者証など、必要な条件がいくつかございます。
突然ですが、宮崎市内に【就労移行支援サービス】の事業所がいくつ存在しているか、ご存知ですか。
宮崎市のホームページでは福祉サービス一覧をご覧いただけます。
様々な福祉サービスがありますが、就労移行支援事業所はR4年7月現在で23事業所あります。
宮崎市内だけで23事業所あるとなると、どの事業所が自分に合うのか、迷われると思います。
・カリキュラムを中心に展開している
・軽作業など、実践を中心にスキルの定着を図っている
・就職活動に力を入れている
・就労実績がしっかりとしている
などと、それぞれの事業所での特徴があります。
利用は最長2年間と決まっているため、慎重に選ぶ必要がありますね。
就労移行支援事業所を選ぶポイント5つ
①訓練内容(プログラム)
事業所によって訓練内容は異なります。
カリキュラムを中心に実施している事業所もあれば、軽作業を中心に実施している事業所もあります。
自分の求めている内容が実施されているのか、
就職に必要な知識やスキルが身につけられるのか、
それぞれの事業所の説明を聞いて比較してみてください。
始めから実際に何を学びたいのかが決まっている人は少ないと思います。
説明を聞きながら、訓練を受けてみたいと思える内容があれば、ぜひ体験実習を希望してみてください。
②職員や他のご利用者様の雰囲気
実施されている内容が自分に合っていても、施設の雰囲気はいかがでしょうか。
実際に対応する職員とは、問合せ時の電話やメールでの対応や見学時の対応などから始まり、
就職後までの長いお付き合いになります。
今後、一緒に就職に向けて頑張っていくことになりますので、安心して相談できる職員かどうか、
必要なサポートをしてもらえるのか、見極める必要があります。
またどんな方が通っているのか、ご利用者様の雰囲気も重要です。
問い合わせや見学の際にも、年齢層や男女比など、確認される方がいらっしゃいます。
コミュニケーションをとる機会が多くございますので、プログラム中だけでなく、
休憩中の様子もぜひご覧いただけたらと思います。
③就職活動のサポートや就労実績
就労移行支援事業所ですので、就職活動ではどのようなサポートを実施されるのか、気になるのではないでしょうか。
自己分析ができていない、面接が苦手、履歴書の書き方が分からない、など就労に向けて必要な準備が1人1人異なります。
自分の求めているサポートをしてもらえるのか、就職活動の内容やプログラムの内容もしっかりと確認しましょう。
またこれまでどのようなところに就職された方がいるか、就職実績もチェックしてみましょう。
希望する職種につくことができるか、企業見学や実習の機会は提供できるか、気になるところではあります。
ホームページやパンフレットなどに、就職事例や就職先が公表されている事業所もありますので、要チェックです。
④就労後のサポートや定着実績
就職して終わりではありません。就職後は就労を継続していく必要があります。
就職した後も就労移行支援事業所では、半年を基準に職場定着に向けて支援を継続する場合があります。
必要に応じて相談対応や企業様との連絡調整など、事業所によって対応が異なりますので、皆さんが安心して働き続けることができるかどうか、就職後のサポートについてもチェックしてみてください。
事業所によっては、就職定着の実績を公表している事業所があります。
⑤通い続けることは可能か
興味のあるプログラムがある、就職に向けてサポートが充実しているなど、通いたいと思っても「通い続ける」ことができるかが重要です。
自宅からの距離や交通手段など物理的な要素もですが、施設の雰囲気など環境面も重要です。
家から近いからと安易に選んでも、通うのに負担があると通い続けることが難しくなります。
原則2年までといった期間もありますので、安心して通える事業所を選ぶ必要があります。
まとめ
就労移行支援事業所といっても、特徴やスタッフの質はさまざまです。
ホームページやパンフレットからの情報も大切ですが、実際に自身で見て、体験することをお勧めします。
実際にプラーナでは、利用前に必ず体験利用をしていただきます。
問い合わせをしたら、見学をしたら、体験利用をしたら、利用をしなければならないのではと不安になる方もいらっしゃると思いますが、皆さんの貴重な2年間ですので、ご納得いただいた上で利用をして頂きたいと考えています。
プラーナでは体験利用をして、支援方針や施設の雰囲気など、ご理解いただき、ここで頑張りたいと希望された方へ手続等のご案内をいたします。
自分に合った事業所に通うためには、いくつかの事業所を比較してみてはいかがでしょう。
現在、ご利用いただいているご利用者も、2、3事業所を見学、体験したうえで、自分が頑張っていけると感じたと選ばれている方が多くいらっしゃいます。
話だけでも聞いてみたい、相談だけしたいという方の問い合わせもお待ちしていますので、お気軽にご連絡くださいね。