問い合わせる

プラーナ宮崎からのお知らせ

プラーナ宮崎

「白黒思考」になっていませんか?

こんにちは

プラーナ宮崎です。

 

地域によっては、桜が咲いたり、またはもう散ったりしているところがあるかと思います。
春は、出会いと別れの季節でもあり、新しいことにチャレンジする時期でもあります。

 

新しいことにチャレンジする中で、様々な選択が待ち受けているかと思います。
その選択を行う段階で、失敗を恐れて、不安になったり、緊張したりするのは当然のことです。

 

しかし、失敗を極端に恐れ、自分から動くことができなくなる人もいるかと思います。
障害の特性上、「不安感が強い」ことから悩まれる方も多くいます。

 

その中で、よく出てくる言葉は「白黒思考」です。

白黒思考」とは、0か100かではっきりと物事を考える傾向がある思考パターンになります。

この白黒思考が強いと、好き嫌いが激しくなり、敵か味方かに分けたり、信用する信用しない、どちらが悪か、成功か失敗かを決めつけがちになります。

 

また、失敗しただけで、もうダメだと決めつけ、物事をネガティブにしか捉えられなくなってしまう方もいます。
この状態になってしまいますと、白と黒の間のグレーの選択肢を考慮するのが難しくなってしまいます。

今回は、この「白黒思考」について考えていきたいと思います。

 

 

白黒思考になりやすい人

まずは、「白黒思考」は、一種の思考パターンであり、そのもの自体が悪いわけではありません。
白黒をつけることで、明確な決断ができるという良い面もあります。

 

しかし、白黒思考が極端に強くなりますと、自身にとって不利な行動選択を取ってしまいやすくなることもあります。

この「白黒思考」の傾向を持つ人は「完璧主義」の人がなりやすいといわれています。
中途半端な状態、結論がはっきりしないことを苦手とするマイナスな面が関係していると思われます。

 

また、障害の特性上から「白黒思考」になりやすいケースも考えられます。
その一つが「あいまいな表現への理解が苦手」という発達障害の特性の一つがあります。
「こういう選択を取ることができるけど、ほかの選択もあるよね」というあいまいな表現を理解するのが苦手なため、グレーゾーンの選択肢を考えるのが難しく、白か黒かの選択をする傾向があります。

 

これら以外にも、白黒思考になりやすいパターンはいくつもあります。

そこで、重要になってくることは「自身が白黒思考をしているのではないのか」ということに気付くかです。

自分が「白黒思考」しているのではないかと、気づくための方法を紹介します。

 

白黒思考を緩和する方法

「白黒思考」は、無意識に行ってしまうもので、なかなか自身で気づくことが難しいです。
また、「白黒思考」で失敗をしても、感情的になり割り切れない部分もあるかと思います。

そこで、自身の白黒思考に気付き、緩めるヒントを紹介します。

 

それは、「その時の状況を出来事と感情をそれぞれ分けて書き出す」ことです。

実際に紙に書き出すことで、極端な白黒思考になっていないかを可視化することができます。

 

その書き出す順番を下記に、例を元に説明していきます。

 

 1.失敗してしまったと思った状況を書きます。

例:勤めている職場で、初めての仕事を任されたがわからなくて、勤務時間内に終わることができなかった。

2.その時に沸いた感情を書きます。

例:悔しい、悲しい、無力感、イライラ、絶望

3. その時に浮かんだ考えを書きます。

例:自分は仕事ができない。こんなこともできなくて悔しい。他の職員の迷惑になるから辞めたい。

4. 3で出てきた考えの根拠を書き出します。

例:業務への理解力が足りないから、業務スピードが遅くなる。進捗が遅くなるから、業務時間内に終わら

ず、職員に迷惑をかけてしまった。

5. 4の反証を書き出す。

例:スピードが遅いだけで、仕事ができていないわけではない。業務が終わらなくて上司に報告した際に、納期を伸ばしたり、業務内容の調整をしていただいた。

6. 別の考えを接続詞を使って書きます。

例:任されている業務への理解力が足りない。しかし、全部ができていないわけではない。初めての業務だったため、徐々に業務に慣れて、スピードが上がる可能性がある。

7. 別の考えを書き出してからの感情の変化を書きましょう。

例:安堵、無気力、向上心

 

このような順番で書き出すことで、偏っていた考えを修正していき、柔軟な考えをすることに慣れていくことができます。

 

最後に

今回は、「白黒思考」の緩和方法について紹介しました。

この方法で、皆さんが苦戦されるのは、「5. 4の反証を書き出す。」かと思います。

 

 その際は、第三者から意見を求めて見ましょう。

自身で、別の考えが思いつかない際は、身近な人に相談を行なって客観的視点を取り入れるのも一つの手段です。何度も柔軟な思考の練習を行うことで、徐々に白黒思考を緩めることができると思います。

 

この「白黒思考」で悩まれる人は、多くいます。

 

就労移行支援プラーナでは、悩みがある利用者様は、個別面談の時間を設けて、職員と一緒に考えをまとめる時間を設けています。
 就職活動での白黒思考就労時での白黒思考、それぞれの白黒思考での悩みを一緒に解決をする相談支援を行なっています。

 

ご自身も白黒思考で悩んでいて、相談してみたいと思った方は、お気軽にご連絡ください。

 

一人で悩まずに、ぜひ周りの人に相談しましょう。

 

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。

 

―次に繋げる―

就労移行支援プラーナは、あらゆる視点であなたの就職活動とその先のサポートをしていきます。

お気軽にご連絡くださいませ。

お問い合わせ専用フリーダイヤル:0120-40-3229

お問い合わせメールアドレス:info@prana-g.com

前の記事 お知らせ一覧へ 次の記事