学生の時には「勉強したくない」「学校行きたくない」なんて思っていても、いざ卒業、就職となると途端にもっと学生でいたいと思ったり、卒業したくないと思ったり。
そんな風に思っても時間は待ってくれず、気持ちがついていかないまま就職活動に突入。流れに任せて適当に職を求めていても、学生の頃とは違う社会の厳しさを目の当たりにし戸惑っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では「就職したくない」そんな気持ちを掘り下げて書いていこうと思います。
目次
「就職したくない」のはなぜ?9の理由
就活中ほど自分自身を見つめる機会はそうそうないと私は思います。
ただなんとなく生きている。それだけではどうにもならないのが就活です。
「何がしたい?」「何のために?」「得意なこと、苦手なことは?」「どんな働き方をする?」
そんなたくさんの質問を自分自身に投げかける必要のある時です。
だからこそ、「就職したくない」そう感じるのであればそれは何故なのか自分に問いかけることで解決策が見えてくるかもしれません。
ここでは9個の理由を挙げさせていただきます。
ご自身に当てはまる理由もあれば、当てはまらない理由もあるでしょう。
ここに書かれていることが当てはまらなかったとしたら、自分はなぜ「就職がしたくない」のか、今一度考え、時間が許すようでしたら書き出してみてください。そうしたら、「どうしたい?」のヒントが見えてくるかもしれません。
理由1:働きたくない
働くことそのものが嫌。そう思う人は意外と多いかもしれません。
例えば、過去にしたアルバイトの経験からお仕事の大変さをわかっているからこと働きたくないと感じたり、働いている時の自分が好きになれなかったり。
働きたくない気持ちのまま就職活動するのは苦しいだろうなと想像しても分かります。「働きたくない」という否定の発想から、「じゃあ、何がしたい?」という肯定的発想へと転換できると一歩前に進めるかもしれません。
理由2:やりたいことが見つからない
「やりたいことが分からないのに自分はこのまま就職していいのだろうか」
「これ!」ということが見つからず、中途半端な気持ちのままで就職しても良いのかと感じるあなたはとても真面目で、自分に嘘をつくことができない人ですね。
全ての人がやりたいことを見つけて働いているわけではありませんし、やりたいことが見つかったとしてもそれを仕事にできているとは限りません。
「これだ!」という仕事が今は見つからなくても、いろいろな経験を通して学ぶこと、気づくことがあります。もし今就職したくないと感じる理由がやりたいことを見つけられないからだとしたら「行動」することをお勧めします。
職場見学や職場実習、インターン、実際に働いている人から話を聞く、興味が30%だとしてもとりあえず働いてみる。などなど、経験値が増えれば増えるほど、自分への理解が深まり「これ」といったお仕事と出会える可能性が高くなります。
理由3:責任やプレッシャーを受けることに対する拒否感
学生のうちは勉強というやらなくてはいけないことがありますが、やらなかった結果は自分に返ってくるだけで誰かに対して責任を負うことはありません。
けれど「働く」ということは同僚に対して、顧客に対して、会社に対して責任が生まれます。自分が働くことが誰かの益につながり、逆に投げ出すこと、半端な気持ちで取り組むことで迷惑をかけてしまいます。学生と社会人とでは心持ちにも変化が必要です。変わるということに抵抗を感じたり、責任やプレッシャー、重圧から逃れたいと感じる方もいるでしょう。
理由4:社会人になることに対する不安
仕事をしたらこんなことが起こるのかな。上司はどんな人なのかな。怒られることもあるかな。
今は起こっていない未来の出来事に対して不安に思ってしまうことがあります。それは危険から身を守るための人間の防衛能力の一つでもあり、最悪の事態を予測できるからこそ備えたり、準備することもできます。
ただ、その不安が強くなってしまうと前に進めなくなってしまうので要注意です。どんなことがあっても、なんとかなります。その時その時に失敗したり落ち込んだり、恥ずかしいと感じたり嫌な経験もするかもしれませんがどんな経験も、時間が経てば笑い話。なんとかなるんです。
理由5:面接が怖い
特に面接が苦手、怖い。と感じている方も中にはいるでしょう。
就職面接特有の緊張感が苦手。評価されることが苦手。面接官が怖い人だったらどうしよう。そもそも自分をアピールすることが苦手。など、初めて会った人と話したり、自分のことを伝えたりすることが苦手だと感じる人にとって面接はとても怖いものかもしれません。
理由6:就活がつらい
就職がしたくないというよりは就活がしたくない。
求人検索をし、企業について調べ、書類を作成し応募する。応募後も企業の担当者様と電話応対をしたり面接があったりと、就職活動は様々なステップと様々なスキルが必要です。就職する前のこの工程に難しさを感じ、就職することが困難と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
理由7:職場での人間関係に対して不安がある
どんなに好きだと思える業務内容だったとしても、人間関係がうまくいかず退職。。なんてことも起こりうるくらい良好な人間関係は良い仕事をする上でとても重要です。職場の雰囲気やそこにいる人を入社する前に知って選択できるケースは少ないです。
人と付き合うことが好き、得意。どんな人とでもうまくやれる自信がある方もいれば、人間関係の難しさを感じている方もたくさんいらっしゃいます。就職したくないと思う理由に、もしかしたら人との関係の築き方に難しさを感じていることが一因になっているかもしれません。
理由8:通勤の不安
自宅から勤務地への距離は自分で選ぶことができますが、働きたいと思える業種や、住んでいる場所によってはどうしても通勤に時間がかかってしまうケースがあります。朝の満員電車や通勤渋滞など勤務地に向かうまでの間にハードルを感じる方もいらっしゃいます。
理由9:スーツを着たくない
スーツを着ている人は清潔感にあふれてかっこいいイメージがあります。
ただ、自分が着るとなると話は別。暑いし動きにくいし手入れが大変。就職後にスーツ着用が必須の企業もあれば服装は自由な職場もあります。しかし就職活動中はほぼ全ての人がビジネススーツを着用します。
これらの他にもたくさんの理由が考えられます。その理由が対処の方法によってなんとかできる理由なのか、どうしても譲れない、どうにもできない理由なのかぜひ考えてみましょう
なぜ就職しないといけないのか、みんなが就職する理由
「そもそもなぜ就職しないといけないの?」
嫌なことから逃げたい時に人がよく陥る思考です。この質問に一言で回答するとしたら
「就職しないといけないことはありません」
就職するかしないかは自分自身が決めることで、誰にも強制することはできません。
「就職しないといけないから」という理由で働くと、様々なチャレンジや壁にぶつかったときに乗り越えることが難しくなるのではないでしょうか。中にはその理由で働き続けることができる方もいると思いますが、きっとやりがいや充実感を感じることよりも不満を感じてしまうことが多くなってしまうと思います。働くということは、楽なことではないからです。
就職する理由は一人一人異なりますが、プラーナを利用されていたご利用者様や職員にインタビューをしたことがありますのでそこからいくつかご紹介します。
「就職したくない」けどニートにもなりたくない。どうする?就職でもニートでもないもう一つの選択肢
就職することは悪いことばかりじゃない。いいこともあると分かっていてもそれでもやっぱり就職したくない。
そう感じる方はもしかしたら、就職する準備がまだ整っていないのかもしれません。
ここでは就職するでもなく、家で何もしないでもない別の選択肢についてお伝えしていきます。
進学する
もっと学びたいことがある、学生としてもう少し頑張りたい。
そう思う方は進学という選択肢があります。大学進学、専門学校進学、学校の種類や学べる分野も多様です。
今後自分がお仕事するにあたり必要となる知識を学べる学校に進学するのも一つの選択肢です
専門的な知識を得たり資格を取る
進学したいとは思わないけれど、就職するにはもっと知識が必要だと感じる人は社会人スクールや専門分野を学べる通信制のスクールで学ぶことも可能です。独学よりもスクールをお勧めするのは、自分で学ぶよりもより効率的に知識を得ることができるからです。目標とする資格試験を受けるのも知識をつける方法の一つです。
就労移行支援
これ以上学びたいとは思わないけれど、すぐに就職もしたくない。
就活に困難を感じていたり体調の波に不安がある方にお勧めなのが就労移行支援という選択肢です。
- 就職訓練
- 就労に関する相談
- 就職活動支援
を行っており、長くて2年間通うことができます。
就職する上で必要な知識やスキルを実践を通して学ぶことができ、就職活動のサポートやアドバイス、希望をすれば面接同行などのサポートも受けることができます。
就労移行支援についてもっと詳しく知りたい方は下の記事、もしくはお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください
―次に繋げる―
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