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就職事例

【就職事例】知的障害 20代男性 「自分が得意な事を活かして仕事がしたい」

知的障害  20 代男性  F さん

プラーナ湘南利用期間 21ヶ月 

 

1人暮らしをしていろんなことに挑戦したい

就職をして 1 年以上が経過し、仕事では頼られる存在となっている F さん。
利用開始時には何をしたいのかわからないと、ひっきりなしにおっしゃっておりました。
そんな F さんも今では仕事でやりたい事や目標を持って勤めております。
今回は F さんのプラーナ利用開始から就職までの軌跡をご紹介いたします。

 

 

 

 

01.就労移行支援プラーナとの出会い

 

高校に在学中、実習でプラーナを訪れた F さん。当時は就職に対する気持ちや、できること、したいことが分からず学校に勧められたからとの理由で実習を開始しました。
ぼんやりと「自分が得意な事を活かして仕事がしたい」という気持ちがありながら、明確な目標もなくただただカリキュラムを受けるだけの日々が続いておりました。
なかなか言葉が出てこず、恥ずかしさから発言が出来ず、挨拶なども小さな声で行う日々が続いておりました。
まずは、プラーナと F さんとで目標を立てる事を中心に話し合いを実施。
仕事は何かをする為の手段であり目標ではない事、人生でどんな事をしたいのかを面談を重ねながら話していきました。
そうした日々を送りながら、ぼんやりと「身体を動かす事」「PC を使った仕事が好きだからそれを仕事にしたい」と言う目標が立ちました。
そこから、プラーナと F さんとでの二人三脚の活動がスタートしました。

 

 

02.プラーナ利用開始

 

利用開始時は人と話をすることが出来なくないが、自身から話かける事ができず、話しかけるハードルの高さからめんどくさがってしまい周りのご利用者と話す事もなかなかできない場面が多くありました。
そこで、比較的歳の近い方からグループワークで話す機会を提供し、少しずつ話す事へのハードルを下げていきました。
グループワークを繰り返していく事で、発見と課題がありました。
F さんは話す事が苦手なのではなく、目上の人との会話で敬語が使えない事、自身の考えを話す事ができない事に苦手意識をもっており、話す事へのハードルを無意識に上げていたのです。

 

 

03.利用をしての変化、そして乗り越えたこと

 

利用を開始して数カ月、自身の課題をしっかりと把握し、課題解決に向けた新たな目
標が出来ました。
まずは、職員を練習台に様々な事を話していきました。
初めに、挨拶が出来るようにする事。更には敬語を意識せずに話してみる事。
これらを行っていくうちに、徐々にグループワークや会話内でも意見を言えるようになっていきました。
まずは怖がらずに話をしてみる。この経験を一歩一歩行っていく事でハードルを下げていきました。
一つ一つ苦手だった事を乗り越えていくうちに、次第にやりたい事を自分から見つける事が出来たのです。
当時の話をお伺いすると、苦手な事が出来た事により自信がついてきた。と恥ずかしながらお話しする F さん。今では自分の想いを伝える事に躊躇なくお話しされる姿が印象的でした。

 

 

04.就職、そして現在

 

就職活動は体力に自信がある事、チームワークを大切に、職場の雰囲気がいい所を希望され、軽作業を中心に応募活動を進めることになりました。
職場の見学を行う事や、応募前に実際に通勤出来るのかを職員と試しながら応募先を決めてまいりました。
実際に面接にお伺いすると、和気あいあいとした雰囲気でしっかりと上司の方が業務を教えてくれる、本人の条件に合う企業でした。
そこからはスムーズに話が進み、見事内定をいただきました。
面接までに、たくさんの面接練習を行い、質疑応答の練習も数多く行ってまいりましたが、当日はフラットな環境で雑談の様な面接がスタートし、次第に緊張も薄まり、彼のペースでたくさんの事を話す事が出来たのでした。
面接からの帰り際、こんなに気楽に受け答えをしてしまっていいのだろうか。と F さんはおっしゃっておりました。
たくさんの企業が日本にはあり、様々な考えの企業があります。不安や緊張でなかなか応募活動に進めなかった F さん。
しかし、様々な経験を自信に繋げ、面接を受ける第一歩を踏み出すことが出来た。それこそが、F さんの成長の表れでした。

 

企業様からのコメント

現在は就職してから 1 年以上が経過し、週 5 日 8 時間のお仕事を継続されています。
Fさんの勤める企業様との面談で、採用した上司の方からお話しをうかがいました。

F さんは「社内で一番挨拶が丁寧でよく出来ている、他のスタッフも見習ってほしいくらい」
更には、「仕事の覚えも良く、周りのスタッフも安心して仕事を任せられる」とお話しくださ
いました。

 

プラーナでの通所を開始した頃は、目標もなく、どんな事をしたいのかもわからないと話していた F さん。

今の目標を伺うと、職場の近くで一人暮らしをしたい。

新しく入ってくるスタッフに上手に業務を教えていくために、いろんな事に挑戦したい。

と話されていました。
仲間たちの応援や、一歩一歩出来る事を増やしていき、自信をつけていった F さん。
自身の目標を嬉しそうに話す、たくましい姿を見ることができました。

 

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