
こんにちは。
プラーナ相模原です。
寒い日が続きますが、皆様、体調はいかがでしょうか。
プラーナ相模原では「出張プラーナ」という形で団体様、機関様よりカリキュラム体験やこういうテーマでお話ししてほしいというご要望にお応えするため、施設外活も実施しています。
今回は昨年末、12月9日(月曜日)にえ『共生社会について理解を深めよう』というテーマで、橋本高校さんで出張プラーナ特別授業を行う機会がありましたのでそのご紹介をさせていただきます。
橋本高校は、神奈川県相模原市にある公立高校で、全日制普通科のみの共学です。在県外国人等特別募集やインクルーシブ教育実践推進校特別募集で入学した生徒さんもいらっしゃり、共に学んでいらっしゃるということでした。文化や言語が違ったり、障害特性があったりと色々な背景があり、価値観も様々な生徒さんたちが、相互理解し、共生社会についていくことについて理解を深められるよう、「共生社会について理解を深める」というテーマでお話ししてほしいというご依頼がプラーナにあり、今回初めてお邪魔させていただき、全校生徒約700名が体育館いっぱいに集合してくださいました!
みなさん目がキラキラしていて、熱心に耳を傾けてくださいました。
共生社会に向けたコミュニケーション
プラーナにもいろいろな障害を持つ方や、外国籍の方、年齢も様々で色々なご経験のある方がいらっしゃいます。
まさに多様性のある方々を支援させていただいております。
プラーナのご利用者様は、社会の中で周囲の人と協力して働いていくために必要なスキルを身につけるため、毎日職業訓練に参加してくださっています。色々な人たちとお互い助け合って生きていくためには、どういう力が必要なんだろう?どうしたら身につけていただけるんだろう?これらは、プラーナの職員も今までずっと考えながら支援してきたテーマです。
プラーナがコミュニケーションに力を入れている理由はここにあり、協力して働くためには、お互いを理解することが大事ですし、そのためにはやり取りをする必要があるからです。
輪ゴムチャレンジを通じた「頼ること」の大切さ
今回の講演ではコミュニケーションの大切さに気付くためのワークとして
生徒の皆様に向けて、指に巻いた輪ゴムを外す「輪ゴムチャレンジ」に挑戦していただきました。
こちらは「自分が出来そうでけどできない」という状況になった時、
どういう対応をするか体験するアクティビティーです。
簡単そうなのですがちょっと難しく、皆さんは『自助努力』で何とか外そうと苦労されていました。
驚くことに、「誰かに頼んで外してもらおう」と考えた方は会場で一人もいらっしゃいませんでした!
周りに沢山の人がいても、聞けない、頼めない、という気持ちになること、確かにありますよね。
「一人でやり遂げるのが普通だし。」と思い込んでいたり。
「自分だけ聞いていいのかな?」とか、「人に頼んでいいことなの?」と迷って、結局聞けなかったり。
「自分はできないけど、一人で出来る人もいるなら、一人でやり遂げられない自分が悪いのでは?」と自分を責める方向に思考が向かってしまったり。
その結果、助けを求めるための自己発信ができなかったりするのです。
でも、誰にだって一人で出来ないことってありますよね。
逆に、他の人にはできないけれど、自分は得意ということもあるかもしれません。
仕事にも色々な種類、営業職もあれば事務職もあり、それぞれ求められる強みは違います。
営業職が得意な人ばっかりの会社も、事務職が得意の人ばっかりの会社もないと思います。
色々な強みがある方が集まるから、会社としても円滑に仕事が進むわけです。
出来ないことがあったとしても、そこで頑張るのではなく、自分ができることで貢献できればいいという考え方もありますよね。
だからこそ、「できないことは、人に発信して助けてもらってもいいんじゃない?」と思えると、一人で困る時間が短くて済みますし、自分の強みを生かして働く方に時間を使えるかもしれません。
学校は目的が「自分の勉強や成長」である一方、
会社では「チームの仕事や、会社の成長に貢献する」ことになると思います。
学校では自分のことに集中する時間が長く、出来なくても自分の成績が下がったり自分が成長できないというだけですが、会社で仕事をしていると、チームの1員として動く時間が長く、自分ができないことがチームの他の社員や会社の利益にも関係してしまいます。
わからないことをわからないままにして置いたり、困った時に言えないまま仕事をしたりすると、
仕事の間違いにつながったり会社に損害を与えてしまう場合もあるかもしれません。
周囲に助けを求める自己発信ができるか、お互いに協力し合い、
コミュニケーションをとって働けるかが成功するためにはポイントになってきます。
ー自助と互助。ー
ここが、学生と社会人として働く場合の大きな違いかもしれません。
また、色々な背景があり、価値観が違う方と働くときも同じように互助の考え方が大切になってきます。
自分と相手は違うので、協力して働くためには、コミュニケーションをとって自分のことを分かってもらう、相手のことも知ろうとする相互理解が大事なのです。
お互いに困った時は発信して協力し合うことの先に、『仕事』や『会社』『社会』があるのかもしれません。
『互助(お互い様)』という視点を持つことで、自分自身も相手を信頼して素直に頼ることができ、誰かに助けを求められたときには、自分を信頼してくれたその人の為、自分が貢献したい会社のために進んで力になる、優しさ、強さなどを包括する人間性を仕事を通して育めるのかもしれません。
まとめ
困難なことや苦手なことをどのように周囲に伝え、解決をするかを体験と具体的な事例を通じてお伝えしました。共生社会の実現に向けて私たち一人一人がどのように行動するか考える時間となりました。
プラーナでは、プラーナのカリキュラム体験やこういうテーマでお話ししてほしいというご要望にお応えして
出向いてお話をする出張プラーナも実施しています。
ご興味のある方はプラーナ相模原までご連絡ください。
障害をおもちで、就職や今後の進路について不安などお困りの方に、就労移行のサービスやプラーナの支援を知っていただく機会になればと思っています。
橋本高校の生徒様、先生方、ありがとうございました。
困難なことや苦手なことをどのように周囲に伝え、解決をするかを体験と具体的な事例を通じて知ることができました。共生社会の実現に向けて自分がどのように行動するか考える授業でした。
―次に繋げる―
就労移行支援プラーナは、あらゆる視点であなたの就職活動とその先のサポートをしていきます。
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