「仕事をしたい!」「自分の力で働けるようになりたい!」
そんな思いを持って、就職活動や日々の訓練に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。
就職が決まることは、とても大きな一歩です。しかし、「働けること」と「働き続けられること」は、必ずしも同じではありません。
仕事を覚えることができても、毎日の疲れが積み重なってしまったり、人間関係に悩んだり、環境の変化によって体調を崩してしまうこともあります。
大切なのは、ただ就職することではなく、自分らしく、無理のない形で働き続けられること。
今回は、長く安定して働くために必要な考え方や、就労移行支援で大切にしていることをご紹介します!
<目次>
1.
「働ける」と「働き続けられる」の違いとは?
例えば、次のようなケースを考えてみましょう。

Aさんの場合
仕事を覚えるのが早く、作業も正確にこなすことができます。周囲からも「仕事ができる人」と評価されています。
しかし、困ったことがあっても相談できず、疲れていても無理をしてしまいます。その結果、心身の負担が大きくなり、仕事を続けることが難しくなってしまいました。
Bさんの場合
仕事を覚えるまでに少し時間がかかり、苦手な作業もあります。
しかし、わからないことは質問し、疲れを感じたときには早めに相談することができます。また、自分の得意・不得意を理解し、必要な配慮を受けながら働いています。
その結果、自分のペースで少しずつ仕事に慣れ、安定して働き続けることができています。
この2人の違いは、どこにあるのでしょうか?
もちろん、仕事を覚える力や作業の正確さも大切です。
しかし、長く働くためには、それだけでは十分ではありません。
「仕事ができる力」と「仕事を続けるための力」は、少し違うのです。
そして、仕事を続けるための力は、最初からすべて身についている必要はありません。経験や練習を通して、少しずつ育てていくことができます。
2.長く働くために大切な3つの力

では、安定して働き続けるためには、どのような力が必要なのでしょうか?
ここでは、特に大切な3つの力をご紹介します。
① 自分のことを知る力
皆さんは、自分がどのようなときに疲れやすいか、どのような環境で力を発揮しやすいかを知っていますか?
例えば、
- 一度に複数の指示を受けると混乱しやすい
- 静かな環境だと集中して作業できる
- 予定が急に変わると不安になりやすい
- 口頭の説明より、メモがあると理解しやすい
このような自分の特徴を理解することは、長く働くための大切な第一歩です。
苦手なことがある=働けない、ということではありません。
大切なのは、自分に合った働き方や工夫を見つけることです。
② 困ったときに相談する力
仕事をしていると、わからないことや思い通りにいかないことが必ず出てきます。
そんなとき、「迷惑をかけたくない」「こんなことを聞いてもいいのかな」と、一人で抱え込んでしまうことはありませんか?
しかし、職場では、何でも一人で解決できることが求められているわけではありません。
むしろ、困ったときに適切なタイミングで相談できることも、大切な仕事のスキルです。
「ここまではできましたが、この先がわかりません」
「少し疲れが出ているので、作業の進め方を相談したいです」
このように、自分の状況を相手に伝えることが、安心して働き続けることにつながります。
③ 無理をしすぎない力
就職したばかりの頃は、「早く仕事を覚えたい」「周りの人と同じように頑張りたい」と、つい無理をしてしまうことがあります。
もちろん、前向きに仕事に取り組む姿勢は素晴らしいことです。
しかし、頑張りすぎた結果、体調を崩してしまっては、せっかくの努力を継続することが難しくなってしまいます。
大切なのは、「今日だけ頑張れる」ではなく、「明日も、来週も働ける」ペースを見つけること。
適度な休息を取ることや、自分の体調に合わせて働き方を調整することも、立派な自己管理の一つです。
3.就労移行支援で身につけたい「働き続ける力」

就労移行支援プラーナ八戸では、就職に必要な知識やスキルを学ぶだけでなく、就職後も安定して働き続けることを見据えた訓練を大切にしています。
例えば、業務体験では、実際の職場を想定した作業に取り組んでいただきます。
その中では、作業の正確さやスピードだけを確認しているわけではありません。
- わからないことを質問できるか
- 周囲と協力して作業を進められるか
- 疲れやストレスに気づくことができるか
- 自分に合った作業方法を見つけられるか
- 困ったときに、どのようなサポートが必要か
こうした点にも目を向けながら、一人ひとりの強みや課題を整理しています。
また、コミュニケーションの訓練や個別面談を通して、自分の気持ちや困りごとを相手に伝える練習も行っています。
ここで大切にしているのは、すべての苦手を克服してから就職することではありません。
自分の得意なことを活かし、苦手なことには対処方法を見つけ、必要に応じて周囲の力を借りられるようになることです。
障がいのある方が働くうえでは、本人の努力だけでなく、職場の理解や合理的配慮、周囲のサポートも重要です。
そして、就職後も新しい悩みや課題が生まれることがあります。
そんなときも、一人で抱え込む必要はありません。
就労移行支援や就労定着支援などを通じて、本人と企業の間に入り、働きやすい環境づくりを一緒に考えていくことができます。
「一人で頑張れるようになること」だけが、自立ではありません。
必要なときに助けを求め、自分に合った方法で社会とつながり続けることも、大切な自立の形なのです。
4.まとめ ~自分らしく働き続けるために~

就職は、人生の中でも大きな節目の一つです。
しかし、就職が決まった瞬間に、すべてが完成するわけではありません。
働き始めてから初めて気づく自分の強みや、経験してみなければわからない苦手なこともあります。
ときには失敗したり、立ち止まったりすることもあるでしょう。
それでも、周囲のサポートを受けながら、自分に合った働き方を少しずつ見つけていくことができます。
「長く働くこと」とは、何があっても我慢して同じ職場に居続けることではありません。
自分の心と体を大切にしながら、安心して働ける環境をつくっていくことです。
そして、必要なときには働き方を見直したり、新しい環境を選んだりすることも、前向きな選択の一つです。
就労移行支援プラーナ八戸では、一人ひとりの「働きたい」という思いを大切にしながら、就職までの準備はもちろん、その先の安定した職業生活も見据えてサポートしています。
目指すのは、ただ就職することではなく、その先も自分らしく働き、充実した毎日を送ること。
皆様にとっての「働き続けられる形」を、私たちと一緒に見つけていきませんか?
プラーナ八戸では見学や体験利用など随時受付しております!
「まずはちょっと話を聞いてみたい…」というご相談も大歓迎です。
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