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プラーナ宮崎からのお知らせ

プラーナ宮崎

謝ることが「できない」のではないです。「わからない」のです。

プラーナ宮崎です。

 

梅雨の時期に入り、雨の日が増えてきました。

 

不安定な天気から、体調を崩しやすくなる人もいるかと思います。
体調が崩れなくとも、日々の仕事でのパフォーマンスにも影響が出るかと思います。

 

その時に、職場でミスを犯しやすくなりませんか?
もちろん、ミスを犯さないように努力をする必要はありますが、そのミスをどのように対処するのかが重要になってきます。

自分のミスに気付き、早い段階で、かつ誠意をもって謝罪することが大切であると思いますが、その「謝罪」をすることが障がいの特性上から、苦手な方もいるかと思います。

 

仕事をしていく中で、「謝罪」をしないことで、当の本人が困るのはもちろんですが、周りの人が困るパターンが多いかと思います。

「謝罪がない」、「悪びれる様子がない」、「謝罪ができない」などとお困りの声を聞いたことがあります。

 

そこで、今回は、なぜ、障がいを持っている方は謝ることが難しいのかと、その時にできるサポートについて紹介します。

 

 

謝ることが難しい理由

 

障がいを持っている人にとって謝ることは、他の人に比べて難しい場合があります。

主な理由として、2つあります。

 

まず1つ目は、障がいを持っている方は、何かしらのコミュニケーションにおいて課題を抱えている

 

障がいによっては、言語の発音や理解が難しい場合がありますし、ミスを犯したプレッシャーから、極度の緊張状態になり、冷静な対応が難しくなります。
そのため、謝罪の言葉をどのように伝えればよいのかがわからなくなり、言い出すのに時間がかかる場合があります。

 

2つ目は、自分のミスに気付いていない

 

障がいの特性上、的確な状況を理解するのが難しい点もありますが、人の気持ちを理解するのが苦手という点からも、周りが困っている様子を見ても、状況を理解するのが難しい場合があります。

そのため、自分のミスで周りに影響を与えていることに気付けないため、謝罪をする意図がわからない可能性があります。

 

このように、障がいを持っている方にとって、謝ることが難しい理由は、コミュニケーションでの課題、状況把握での課題が挙げられます。

 

これらの理由があるからと言って、障がいを持っている方が謝罪をすることが「できない」というわけではないです。「わからない」のです。

ポイントは、周りの人たちが障がいを持っている方への理解と配慮を持って、サポートをすることで、安心して謝罪できる環境を整えてあげることにあります。

 

周りの人で、できる支援方法

障がいを持っている方に対して、謝罪や適切なコミュニケーションが求められる場面での支援は、特に重要になってきます。

謝罪をすることが難しい方々をサポートするために、私たち、周りの人がどのような方法で支援ができるのかご紹介します。

以下に、障害者への謝罪を支援する3つの方法をご紹介します。

 

1つ目は、コミュニケーションの工夫

謝罪をする際には、本人にとって適切なコミュニケーションが取りやすい環境を提供することが重要になってきます。

具体的な支援方法としては、以下のような工夫が考えられます。

 

  • ゆっくりと丁寧に話す。 言葉の理解が難しい場合には、ゆっくりとはっきりと話すことで、本人にとって内容を理解しやすくなることがあります。しかし、発達障害を持つ方々とのコミュニケーションにおいて、一つの方法がうまくいかない場合は、別の方法を試してみる必要があります。本人がより快適に感じる方法や、情報を受け取りやすい方法を一緒に模索していきましょう。

 

  • メールや手紙、テキストメッセージの活用
    緊張感から、直接的な対面や会話が難しい場合もあります。そのような場合は、メールや手紙、テキストメッセージなど、非対面の方法を検討してみるのも一つです。相手が自分のペースで情報を処理し、自分自身の感情を整理する時間を確保することができます。

 

2つ目は、本人の状況の受け取り方を尊重する。

 

障がいの特性から、情報の処理に時間がかかる場合があります。そのため、指摘やフィードバックを受け入れるのに時間がかかることがあります。本人が情報を処理し、自分の感情を整理するために必要な時間を尊重しましょう。仕事の関係上、焦る場面があるかもしれないが、焦って謝罪を急かしてしまいますと、精神面や体調の悪化や、認知のゆがみの要因になる可能性もあります。

 

障がいを持っている方々にとって、謝罪が困難な場合には、本人の課題と状況を理解し、適切な支援方法を選択することが重要です。
相手の障害に対する理解を示し、明確で具体的な表現でお伝えするよう心がけましょう。
また、明確で具体的な表現を用いて謝罪や共感の意思を伝え、相手の感情や状況を尊重しましょう。

 

最後に

今回は、謝罪を行うのが難しいと感じている障がいを持っている方の理由と周りができる支援方法について紹介しました。

 

仕事中だけではなく、日常でも謝るのが難しい場面があるかと思います。

その様子を見て、マイナスな印象を持つことがありますが、実際は何かしらの要因で悩んでいる可能性がありますので、寄り添ってサポートをしていく必要があります。

 

重要になってくるのは、個々のニーズに合わせた柔軟なサポートを提供し、謝罪の言葉を伝えやすい環境を整えることです。

 

働き方や、気持ちの整理の仕方で悩まれている方は、ぜひ周りの方を頼り、相談をしてみてください。

 

一人で悩まず、ぜひ周りの信頼できる方に相談してみてください。

 

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。

 

―次に繋げる―

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