日本人は「相談できない」が普通?
日本には「相談」という文化が根付いていません。人に相談すると、相手に心配をかけてしまうと思い込み、心配をかけたくないので自分で抱え込んでしまうのです。
たとえば、子どもが学校で何かあっても、親にも教師にも相談しないことが大半です。
アメリカでは、小学校からスクールカウンセラーがいて、全生徒と定期的に面接をし、相談のハードルを下げています。幼いころから相談慣れしているので、大人になっても相談をすることに対してあまり抵抗を感じなくて済むのです。
「相談しても意味がない」という誤解
相談できない方に対して、「どうして相談しなかったのですか?」と質問すると、「相談しても解決できるようなないようじゃないので意味がないです」という方も少なくありません。
たしかに、相談して今すぐに解決できる問題ばかりではないかもしれません。しかし、悩みや不安の原因が完全に取り除かれなかったとしても、あなたの不安や苦しみ、つらさの受け取り方は、考え方を変えることで取り除くことが出来る可能性があるのです。
相談をしたことで、初めは陰鬱な表情だった方も、たった30分話すだけで「気分が楽になった」「聞いてもらえる人がいることで安心した」と笑顔になる方もいらっしゃいます。
「相談する」ことは、問題を解決することや原因を除去することだけが目的ではなく、不安やストレスを取り除くことが目的でもあるのです。
相談のメリットとは
前項では、「相談」の目的についてお伝えしました。
ここでは、相談することのメリットをご紹介させていただければと思います。
①ガス抜き効果
ストレスが発散される。気分がスッキリする。
②不安の減少
扁桃体の興奮が抑制される。言語情報は扁桃体の興奮を抑制する。
③悩みの整理
筋道立てて話すことで、話が整理される。
④言語化
現状、原因、診断など曖昧な点がはっきりする。
⑤解決法の発見
話が整理されることで、自分が対処法に気づく。
⑥プロのアドバイス
専門家によって解決法がもらえる。
ほとんどの人は、「相談する」=「専門家のアドバイスをもらい、問題解決の手助けとすること」と考えているはずです。それは、相談のメリットの一部でしかありません。たった一度30分相談しただけでも不安やストレスがかなり取り除けます。相談自体に「ガス抜き効果」があるからです。
色々方法を試してみたけど、自分だけでは解決できない…そんな時はぜひ「相談する」ことを活用してみましょう!
まとめ
「相談する」ことは「自己発信」の練習にも繋がります。
仕事中に分からないことがあったり、体調が悪くなったりと、自己発信力が必要な場面は多々あります。プラーナでも「相談する」ことを大事に考え、皆さんが相談しやすい環境を作るように日々心がけております。
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