日本を含めた7か国の若者を対象とした意識調査では、約半数の人が自分自身に満足できずにいるという結果が出ております。なかでも「自分の性格や外見を変えたい」と思っている人は、非常に多いのです。
どうやったら自分を変えられるのだろうかと悩み、「まず自分の性格を変えよう!」と思い当たる方も少なくはないかと思いますが、結論からいうと、性格を変えるのは非常に難しいです。
変えるのが難しいというと語弊があるかもしれませんので念のためお伝えさせていただきますが、性格を変えるのは非常にキリがないことであるのです。
医学的見地からすると、3年くらい長期的に取り組めば性格を変えることは可能ではありますが、一朝一夕というわけにはいきません。
また、どうしても自分の欠点ばかりに目が行きがちになり、努力して改善しても今度は別の欠点が気になってしまう、というように欠点だけを直し続けると、無限連鎖にハマってしまいます。
そのため本日は、自分を変えたいという方におすすめの方法をご紹介させていただきますので、ぜひ実践してみてくださいね。
性格ではなく行動を変えてみる
「内気で人と話せず、目を合わせることもできない」という方であれば、もしかすると社会生活に支障をきたしてしまう場合がありますので、そういった部分を改善していく必要があるでしょう。
それに対して、とっておきの方法は、「性格」を変えようとするのではなく、「行動」を変えるようにすることです。
「内気な性格を変えたい」と思うのであれば、職場ですれ違う人にまずは挨拶から始めてみたり。
「目を合わせることができない」のであれば、目と目の間あたりを見るようにして挨拶をしてみたり。
最初は難しくてもコツコツ「行動を変える」ことを続けていけば、周りからのあなたの印象はがらりと変わります。
もちろん、内気な性格が一週間ですぐに改善されることは難しいかもしれません。けれども、「行動」が変わることで相手から好感をもたれるようになるかもしれません。
「内向的な人」から「なんだか感じの良い人」にイメージが変わることは、小さなことかもしれなくてもそれで十分です。
そして大事なことは、最初から行動のハードルを上げないこと。
行動のハードルを下げて、出来そうなことから一つ一つ取り組んでいくことが大事なのです。
3行ポジティブ日記を書いてみる
自分の短所ではなく長所に目を向けるようにするためには「ポジティブ思考」を鍛える必要があります。1日たった3分でできる「ポジティブ思考」を鍛える方法、それが「3行ポジティブ日記」です。
「3行ポジティブ日記」とは、1日の終わりに今日あった楽しかったこと、ポジティブなこと、成功体験などを3つ書いてみるという簡単なワークです。必要なものは日記(ノートなどでもOK)とペンだけですので費用もそれほどかかりません。
例えば下記のように書いてみます。
- 昼、行きたかったカフェに行くことが出来た
- 仕事がスムーズに進んだ
- 早めに帰って、運動ができた
どうでしょう。これだけでOKだと思うと少し取り掛かりやすくなったのではないでしょうか?
この日記の大事なところは、「寝る15分以内に書くこと」。
寝る前は最も記憶に残りやすい「記憶のゴールデンタイム」で、一日の終わりをポジティブに振り返ることで、ポジティブ思考のトレーニングになります。ネガティブ思考を誘発する出来事はそのまま忘れてしまいましょう。
最初は「良かったことなんて3つもない、思い浮かばない」と感じるかもしれません。だからこそ、意識して思い出すとがポジティブ思考のトレーニングとなりえるのです。
最初は「天気が良かった」「ご飯がおいしかった」「寝坊しなかった」という程度でもOKです。できれば、自分の行動や思考、感情で「うまくいったこと」が欠けるとベターですね。
これは書けば書くほど効果的なトレーニングになりますので、思いついたのであれば3つ以上でも何行でも書いてOKです。
まとめ
性格を変えることは難しくても、行動を変えていくことを継続していけば、変えることは可能です。
そして、日常生活の中には「変えるため」のアイデアやヒントがたくさんちりばめられています。
今日紹介したワークをどんどん行っていただくことで、自分の短所よりも長所に目が向くようになり、自分の欠点やコンプレックスも気にならなくなるはずです。
ぜひ、実践してみてくださいね!