皆さんは自分のことをどう感じますか?
昨今、色々な書籍やコラムで「自己肯定感」という言葉を目にしている方も少なくないと思います。
自己肯定感を上げよう、とは言うものの自己肯定感がすでに下がっている人からすれば簡単なことではありません。
自己肯定感とは?
自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れることです。
自分は他の人より優れている感覚【自尊心、プライド】ではなく、たとえ特別な才能がなくても、上手くいかない日があっても、そんな自分も悪くないよねと思える感覚のことです。
そうは言っても今までの経験から自己肯定感が下がっている方には難しいことです。
なかなか失敗した自分を受け入れられない、完璧思考でひとつの失敗から自分自身の存在を否定してしまう、病気の症状や障害特性から悪いことにばかり目が行ってしまう…
特にADHDやASD、広汎性発達障害や軽度知的障害の方は、生まれ持った困難に気が付かないまま失敗体験に揉まれ、二次障害を併発しているケースも少なくありません。
そうなってくると自己肯定感を上げることはより難しくなります。
負のスパイラルに陥ってしまうからです。
自己肯定感が低い人が陥る負のスパイラル
- 周囲の人を遠ざけてしまう
自己肯定感が低いと、失敗を恐れて人と関わることを避けてしまいがちです。
また人と話していても、保険をかけるように先手を打って自己卑下することが癖になっている方も少なくないでしょう。
そして相手が「そんなことないよ」と前向きな言葉をかけてくれても過度な謙遜をしてしまう。
それによって人との関りが減ってしまい、「やっぱり自分は駄目な奴なんだ…」とさらに落ち込んでしまうということです。
- 自分を傷つける人を集めてしまう
自己肯定感が低いと、自分を褒めてくれる言葉を受け止めることが出来ません。
それどころか「この人は自分を分かっていない」「本当の私は駄目な人間なのに、お世辞を言っている」と拒絶してしまうことすらあります。
逆に自分に厳しく、時には傷つけるような言葉を投げかける相手に「この人は本当の私を分かってくれている」「駄目な私とも一緒にいてくれている」と依存してしまう危険性もあります。
負のスパイラルを断ち切るために
ではこのスパイラルを断ち切るためにはどうしたらよいでしょうか。
自分を好きになる、誉め言葉を受け止める…
それが出来たら苦労しませんよね。
ではどうするか。
「私のことをそう思う人もいるんだ」と、【相手の言葉として聞き入れる】ことです。
これは、誉め言葉でも自分を注意する言葉でも同様です。
そもそも私たちは自分の視点からしか自分を見ることが出来ません。
私の考える私と、相手の考える私は見え方が違っていて当たり前なのです。
そして、相手に褒められても相手にけなされても、あなた自身の価値は変わりません。
「この人には私がそう見えている」、ただそれだけのことです。
誉め言葉をそのまま受け入れるのは難しいかもしれません。
まずは色々な人から見える自分のことを知り、自分自身の可能性を見つけてみてくださいね。
まとめ
プラーナでは自己理解、企業とのマッチングを大切に支援させていただいております。
カリキュラム内でも積極的にご利用者様同士、褒め合う時間を設けています。
自分でもそんな長所があったことに気づかなかった、当たり前だと思っていたけれど長所だったんだ、
そんな声を耳にします。
自分自身を知ってみたくなった方、ぜひお問い合わせください。
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