4月も第一週を迎え、新しい環境で過ごしている方も多いこの時期。
少し過ごしてみると徐々に「なんだか職場の人間関係がうまくいかないなぁ」と感じる方も出てくるのではないでしょうか。
今日は「職場での人間関係」にフォーカスしてみたいと思います。
職場での人間関係がうまくいかないと感じる原因
コミュニケーション不足
日常生活でもそうですが、ビジネスにおいても日々のコミュニケーションはとても大切ですね。
しかし、そのコミュニケーションが十分にできていないことが原因で、人間関係がうまくいかなくなることもあります。
例えば、ビジネスにとって基本の報告、連絡、相談がしっかりできていないと、後々大きなトラブルにもなりかねません。 「どうしてそんな大切なことを黙っていたんだ!」と相手を怒らせてしまう可能性もあります。 性格的に自分の意見を相手に伝えたり、表現するのがあまり得意ではない人っていると思います。 しかし、だからと言って「報告しなくていいや」というわけにはいきませんよね? どんなに些細なことでも、しっかりと相手に伝えることが重要なのです。
苦手だと感じる人が相手でも仕事と割り切って最低限のコミュニケーションは必要不可欠なのです。
仕事でのトラブル
人間関係が良好でも、ある日仕事でのミスが発覚したりすると、一瞬にして人間関係が悪くなることもあります。
失敗をすること自体は誰にでもあるので仕方のないことなのですが、つい感情的になってしまって、相手を無視したり猛攻撃したりしてしまうとトラブルの原因となりかねません。
例えば、上司と仲良く働いていて、ある日とんでもないミス(例えば取引先を怒らせてしまい取引をやめたいと連絡が来るなど)を犯してしまった場合に、上司は激怒します。 これまでの信頼関係が嘘のように、敵と言わんばかりに責めてきます。「よくもそんな失態を犯してくれたな!」とか「君には期待していたのに、がっかりだよ。」などと言って、距離を取るようになります。 また、今まで大変仲が良かった同僚や後輩との関係は、ライバル意識が芽生えることでなくなります。 「今までは自分が1番だったのに、あいつに抜かされて悔しい!」などと言い、仲間を敵対視するのです。
個人的な理由
相手に非があるわけでも、仕事内容自体に満足していないわけでもないのに、なぜか人間関係がうまくいかないことってあるんです。 その原因は全て自分自身にあります。 例えば、自分中心の考えに固執しすぎてしまって、周りの人と意見が対立してしまったり、つい感情的になってしまい相手を傷つけるような行動を取ってしまったり。 自分の性格的な問題が原因で、人間関係にこじれを生じさせる可能性もあります。 また、例えばプライベートで何か問題があった時に、その事を考えてついイライラしたり気分が落ち込んでしまったりすると、職場の人間関係にも悪影響を及ぼします。 つい人に当たってしまったり、「きっとこの人たちも私を馬鹿にしてるんだろうな」と悲観的になってしまったりするのです。
生活習慣の乱れ
これもある意味「個人的な理由」なのですが、生活習慣が乱れていると、心が乱れやすくなります。 心が乱れていると、仕事に集中できないばかりか、人間関係さえもうまくいかないことって結構あるんです。 睡眠不足や栄養不足だったりすると、何となく体が重かったりだるかったりしますよね? そういう状況だとメンタルも元気がなくなりやすく、ついイライラしたり、マイナス思考になったりします。 また、運動不足が原因で、体内に毒素がたまりやすくなったりします。 逆に、職場で良好な人間関係を築けている人は、ヘルシーライフを送っていることが多いです。 体も心も整っていれば、人に対して優しく接しようと思えるからです。
「仲良くしなくてはいけない」という思考
職場の人間関係がうまくいかない原因に、仕事に対しての考え方も挙げられます。 仕事をする目的って、しっかり働いて報酬をもらうことですよね?つまり、ちゃんと仕事をしてお給料さえもらえればいいんです。 なのに、そこに「職場の人とは仲良しでなくてはいけない」という、ある意味厄介な思考が絡みついてしまっているからいけないんです。
自分がやるべことをしっかりやっていれば、会社としては何も文句はありません。 しかし、実際そうはいかなくて、チームで働いている以上、団結力は求められますよね。 「職場の人とは仲良くしなくてはいけない」という考えが強すぎて、仲良くできないとつい「人間関係がうまくいかないな・・・」と落ち込んでしまうんです。
仕事をしていく上では「協調性」や「団結力」はある程度求められます。コミュニケーションスキルを上げるトレーニングなどを通じてスキルアップできると自信にも繋がりますね。
うまくいかない時の解決方法
普段から笑顔を心がける
大切なことは、どんな時でも笑顔を意識するということです。 仕事が忙しかったり、人間関係でトラブルがあったりすると、つい表情が暗くなってしまいがちです。 人はその表情を見て「いつも不満げに仕事をしている」と思ってしまうので、そう思われないためには日々笑顔で過ごすことが大切です。 ひきつったような笑顔はすぐに見破られてしまうので、ナチュラルに笑えるような「練習」が必要です。 例えば、プラス思考を心がけてみるとか、自分を大切にするとか、自分が幸せだと感じることをやるなどです。 無意識に笑顔がこぼれているような状態だといいですね。 「いつもニコニコしていていいね!」と褒められるばかりか、周りの人をも笑顔にすることができますよ。
原因を考えてみる
人間関係がうまくいかないと感じるのには、必ず原因があるはずです。 ただぼんやりと「うまくいかないな」と思い続けても、何の解決にもなりません。 ですので、原因を特定することはとても大切になります。 上司との衝突が多くなったのは何がきっかけだったのか、仲良かった同僚に無視されるようになったのはなぜか、自分なりに考えてみましょう。 また、職場で「相性が悪いな」と思う人がいれば、なぜそう思うのかを自分に問いただしてみてください。 原因が把握できないと、適切な対処法を取ることはできません。 自分自身でしっかりと状況を把握することで、じゃあどう解決していくのがベストかということを真剣に考えることができます。
元気よく挨拶をする
基本中の基本にはなりますが、挨拶は元気よく行いましょう。
あなたの普段の挨拶ってどうですか?ちゃんと相手の目を見て、元気な声で「おはようございます!」と言えていますか? 「挨拶を頑張る」っていう人はほとんどいないのではないでしょうか。当たり前のことなので、作業のようにただこなしている人が多いはずです。 しかし、そんなんじゃダメです。いい挨拶ができる人には、良い印象を持ちやすいので、元気のよい挨拶を意識しましょう。 ポイントは、
- 大きな声で、声の高さをワントーン上げる
- 相手の目を見る
- 笑顔で言う
- 相手より先に言う
です。ぜひ実践してみてください。
「親しき仲にも礼儀あり」を忘れない
職場の人と仲良くできているのは素晴らしいことです。
仕事がしやすくって、充実したサラリーマン生活を送れますよね。 ただし、そんな時に意識していただきたいことが、「親しき仲にも礼儀あり」ということです。 どんなに仲が良いと思っていても、その信頼関係が一気に崩れることってあります。 今まで味方だったはずの人が、突然敵になってしまって、悪者扱いされてしまう可能性だってあります。
ですので、仲良くするのは良いですが、礼儀正しく接することは忘れないようにしましょう。 相手は友達でも家族でもありませんので、馴れ馴れしすぎる態度はNGです。
タメ語を使わない、仲が良いとつい疎かになってしまう「おはようございます」「お疲れ様です」「お先に失礼します」などの挨拶を忘れないようにしましょう。
感謝の気持ちを積極的に伝える
「ありがとう」と言われると嬉しいですよね?嫌な気持ちになる人ってほとんどいないでしょう。 良好な人間関係を築くためには、日頃から感謝の気持ちをしっかりと伝える習慣が大切になります。 照れくさかったりして、つい言葉にするのを避けてしまいがちですが、ちゃんと自分の口で相手に「ありがとうございます!」と言える人って、周りから大切にされます。 「いつも的確なアドバイスを頂きありがとうございます!」とか「部下全員のことをちゃんと見てくださって感謝しています」などと積極的に伝えてみましょう。 きっと相手は笑顔になって、「もっとこの人のことを大切にしよう」と思ってくれるはずです。 「ありがとう」と笑顔で溢れる職場にしたいですね☺
身近な人に相談する
職場の人間関係で悩んでいる場合、一人で抱え込んでいても解決には至りません。 ぜひ早い段階で人事部や上司、家族などに相談をしましょう。 人に話すことで新たな気付きがあったり、解決方法が見えてきたりします。 また、相談をすることで周りのサポートを受けることができ、仲介役に入ってくれたり、部署異動などの考慮をしてくれるでしょう。 筆者の前職の後輩も、先輩からのいじめを受けていて辛かった時期がありました。 上司に相談をし、一度距離を取る方がいいという判断から、別の支社に急遽転勤になりました。 突然の異動で本人も周りのメンバーも驚いていましたが、別の支社で楽しく働けている後輩を見てとても安心したのを今でもはっきり覚えてします。
謝るべき時は素直に謝る
仕事でミスを犯したり、相手に迷惑をかけるなど、自分に非がある時は、素直に謝罪すべきです。 「ごめんなさい」と言える人ってなかなかいないんですよね。つい言い訳をしたくなったりするんです。 しかし、ちゃんと自分の非を認めることができる人は、周りの人からも認められます。 自分のミスで周りに迷惑をかける時は、まずは謝ります。ですが、ただ平謝りをするだけでなく、なぜそのようなミスが起きてしまったのかという「原因」と、どうやってミスを挽回するのかという「解決策」、そして今後同じ過ちを犯さないためにはどうするかという「再発防止策」を合わせて伝えてみてください。 「ただ謝れば良いと思ってるだろ!」と相手の気分を害すことなく、「そこまでちゃんと考えているのであれば、応援しよう!」と思ってくれるはずです。 どんな時でも素直な気持ちを伝えることって大切なんです。 もし相手に傷つけられた場合は、「私はこういうことをされて悲しい気持ちになった」と本人に思いをぶつけてみましょう。 お互いにオープンに話すことで、距離がぐっと縮まるかもしれません。
「報・連・相」を徹底して行う
社会人にとって欠かせない「報・連・相」はしっかりできていますか? 報告、連絡、相談を徹底して行うことで、仕事のミスは激減しますし、スムーズに仕事をこなすことができます。 「報・連・相」は早めに行うことが重要です。 仕事が終わる頃に「終わりました〜」と言ったり、めちゃくちゃ時間をかけて悩んだ後に相談するのでは遅すぎます。 ちょっとでもわからないことは、すぐに上司や周りの人に確認をとるべきです。 仕事が期限内に終わらなそうな状況である場合などは、「〜まで終わっていますが、3日までには申し訳ないですが終わりそうにないです」など前もって伝えておくべきです。 当たり前のことなんですが、出来ていない人って結構います。 「報告が遅い!」「何の相談も無しに勝手に仕事に取り掛かるな!」と、コミュニケーション不足による人間関係のこじれは少なくなるでしょう。
仕事の見直しや確認作業を怠らない
人間なのですから、ミスをすることは誰にだってあるでしょう。 しかし、仕事のミスは減らすことはできます。それは、見直しや確認作業を徹底的にやるということです。 どんなに仕事に自信があっても、必ずミスがないかチェックをしましょう。 時間やキャパ的に余裕がある場合は、トリプルチェックくらい徹底して行うと良いです。 仕事のミスがなくなれば、怒られて空気が悪くなることもなくなります。 むしろ信頼度が増してきて、もっと重要な仕事を任せられるようになったり、努力が認められ昇級できるかもしれません。
まとめ
新しい職場で不安や悩みはどうしても出てくるものです。
一人で解決しようとするとさらにストレスとなってしまい、働き続けることが難しくなってしまうことも…。
プラーナでは就職後もしっかりサポートさせていただきますので、一人では解決できないこと、相談したいけど誰に相談したらいいか困った時、誠心誠意支援させていただきます。
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