こんにちはプラーナ湘南です。
最近はすっかり初夏のような暑さを感じる日が増えてきました。
水分補給や暑さ対策、室内と屋内の気温差などに気をつけてお過ごしください。
本日は障がい者にとっての“自立”についてお話ししていきたいと思います。
目次
自立とは
一般的に「自立」とは他者から支配されたり、助けを受けることなく、自分の力だけで社会生活ができる状態をいいます。
また他の人に頼らず、依存せずにいられる状態のことをいいます。
では、障がい者にとっての“自立”とはなんでしょうか?
何にも頼らず、誰の支援も受けず生活するということではありません。
しかし全てについて他者に頼り、保護されるだけの存在になってしまってはいけません。
物事を選択し決定する、自分が行う行為の主体になり行動に責任を取るということは障害の有無に関係ありません。
4つの自立
1.経済的自立
経済的自立とは自分の力で収入を得て、誰からも援助を受けることなく生活をすることをいいます。
そのため親からであっても金銭的援助を受け生活をしていれば、経済的に自立をしているとはいえません。
障がい者にとっての経済的自立は自分自身で生計を立て、自立した生活を送るための能力を持つことをいいます。
障害による困難や制約があることは事実ですが、最近では働き方の多様化や障がい者の就労を支援するサービスなどにより、
障害者の働く機会が増えています。
福祉サービスを利用し周りのサポートを受けながら、自身の障害配慮をしてくれる環境で働く。
また収入を得ることだけではなく、金銭を計画的に使うことができることも“経済的に自立している”といえます。
2.社会的自立
社会的自立とは「社会に対して自分が持っている役割」をしっかりと果たしている状態をいいます。
社会のなかで守るべきルールや常識に従い、周りの人達と良好な関係を保ちながら活動をしていく必要があります。
社会的自立は自分だけではなく他人が関わってくるため、自分だけが上手くやればいいわけではありません。
仕事をする上で社会的自立は必要不可欠であり仕事における自立は、自分で考えて業務ができる状態のことをいいます。
初めはできないのが当たり前ですが、経験やスキルを積むことで最終的に自立ができるようになります。
障害雇用で就職した場合には必ず、障害により苦手なことや出来ないことへの配慮をしてもらうことができます。
自身の障害について理解をし、応募企業に伝えることも立派な“社会的自立”への一歩です。
3.身体的自立
身体的な自立とは、他人から身体的なサポートを受けずに自分の意思の通りに身体を動かし生活できることを言います。
またその他に一人暮らしをしていても自炊せず外食が続く、掃除ができず部屋が汚い場合などは自立しているとは言えません。
身体的自立に関しては生まれつき身体的な障害を抱えている人もいるため、自分1人の努力だけでは自立が難しい要素になってきます。
なので障がい者の”身体的自立”とは生活全般の日常生活を自分1人でこなすことが出来るというわけではありません。
まずは無理せずできることから、例えば朝に自分で起き、自分で洗顔や歯磨き、食事をとるなどを行ってみましょう。
4.精神的自立
精神的自立とは自身の能力や価値を認識し、目標を持ちながら自己決定や自己実現をおこなうことができる状態をいいます。
例え結果が期待通りでなかったとしても、その結果を受け止めながら次の課題に取り組めることが”精神的自立”をしている状態です。
精神的自立は時に、その人の考え方自体を変える必要があります。
障が者にとっての精神的自立とはなんでしょうか。
まずは障害を受け入れ、自分はどのような能力や制約を持っているのかを認識することから始まります。
自分1人で決めることが難しい場合にはさまざまなサポートや制度を使うことができます。
社会とのつながりやコミュニティへの参加も精神的な自立感を高めるためには必要になってきます。
そして最も重要なことは自分の精神的な健康を管理することです。
自身をコントロールできるということも精神的自立には欠かせないため、1人で抱え込まず専門家の支援を受ける必要があります。
それぞれの状況やニーズは異なるため、自身に合った支援やアプローチを知る必要がああります。
様々な福祉サービス
福祉サービスには、個々の障害程度や状況を踏まえ、個別に支給決定が行われる「障害福祉サービス」と、市町村の創意工夫により、利用者の方々の状況に応じて柔軟に実施できる「地域生活支援事業」に大別されます。
また利用の際のプロセスや期限も異なってくるため自身に合ったサービスを選ぶ必要があります。
・障害者就業・生活支援センター
障害者の職業生活における自立を図るため、雇用、保健、福祉、教育等の関係機関との連携の下、障害者の身近な地域において就業面及び生活面における一体的な支援を行い、障害者の雇用の促進及び安定を図ることを目的として、全国に設置されています。
・自立生活援助
一人暮らしをしている、もしくは障害者支援施設やグループホーム、精神科病院等から地域での一人暮らしに移行した障害者等で、理解力や生活力等に不安がある者
定期的な訪問や相談対応、日常生活における課題を把握し、必要な情報の提供・助言、関係機関との連絡調整等を行います。
・自立支援医療制度
自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。
精神通院医療費(精神疾患を持ち治療を継続的に行う人が対象)、更生医療(身体障害者手帳所持者、18歳以上が対象)、育成医療(身体に障害を有する児童、18歳未満が対象)
・生活介護
障害者支援施設などにおいて、入浴、排せつ及び食事等の介護、創作的活動又は生産活動の機会の提供その他必要な援助常時介護を要する方が対象。
主として昼間において、家事や生活等に関する相談及び助言その他の必要な日常生活上の支援、身体機能又は生活能力の向上のために必要な支援を行います。
・就労移行支援
就労を希望し、通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる方に対し一定期間、
職場体験やその他の活動の機会の提供、就労に必要な知識や能力の向上のための訓練、求職活動に関する支援。また適性に応じた職場の開拓や相談などの支援を行います。
・就労定着支援
生活介護、自立訓練、就労移行支援を利用し就労した障害者の就労の継続を図るため、企業、障害福祉サービス事業者、医療機関等との連絡調整を行います。
また雇用に伴い生じる日常生活や社会生活を送るうえでの問題に関する相談、指導及び助言等の必要な支援を行います。
・共同生活援助(グループホーム)
主に夜間において、共同生活を営むべき住居において行われる相談、入浴、排せつ又は食事の介護その他の必要な日常生活上の援助を行います。
まとめ
いかなる障がいがあっても自分自身が人生の主体者であり、自らの意思によって決定し、当たり前に普通の生活を営む権利があります。
今回取り上げた制度やサポート以外にも様々なものがあるので自分が求めているもの、必要なものを知り活用していただければと思います。
しかし忘れてはいけないのは自分は人生の主役であるということです。
サポートを受けながらも自身のできることは自分で行い、それぞれの自立を目指しましょう。
プラーナ湘南では先程紹介した「就労移行支援サービス」を行っています。
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