問い合わせる

プラーナ相模原からのお知らせ

プラーナ相模原

ほめられると不安になる、不快に感じる その気持ちはどこから?

ポジティブが負担になる  不安

こんにちは、プラーナ相模原です。今年の夏は本当に暑いですね。

プラーナ相模原の朝は、「来ただけでもう100点!」なんて声が飛び交っております。

頑張っている仲間たちでほめ合い、励まし合ってこの夏を乗り越えたいと思います。

 

さて、皆さんは誰かにほめられたとき、どんな気持ちになりますか?
ほめられて嬉しい人もいるでしょうし、逆にネガティブな気持ちになる方もいるかもしれません。
ポジティブな声かけでネガティブになる心理はどのようなものなのでしょうか。

 

 

 

 

ほめられて不安になるのはなぜ?

 

なぜかモヤモヤ 原因不明 不安 不満

 

1.自分に自信がないので信じられない

私たちは物や事柄、人物などにそれぞれ思考のフレーム〈枠組み〉をつくり、それに基づいて自動的に思考します。
たとえば「赤くて丸い果物」といえば「りんご」
「電車に乗る」なら「ICカードを持つ」「切符を買う」
友人に対して「この子は優しい子」「気難しい人」など。
そしてこのフレームは自分自身に対しても「私はこういう人間」と出来上がっています。
もともと自分に自信がない人は「自分はできない人間だ」というフレームを持っているため、「褒められる」という自分の中のフレームにない情報を伝えられるとその違いに戸惑います。
この人は本当の私を知らないからそんなことを言うんだと相手に不信感を感じたり、出来ないところを見られたら失望されると不安に感じてしまいます。

 

2.馬鹿にされているように感じる

現状の自分と理想の自分の間に壁がある方が陥りやすい思考です。
本当はもっとできるのに。
できるようになりたいのに。
病気をする前はできたのに。
このくらい当たり前にできていたいのに。
今の自分に満足できず葛藤を抱えていると「当たり前にできるはずのことをわざわざほめるなんて、他のことが普段できていないと思っているんじゃないか」「できないやつ扱いされているんじゃないか」と疑心暗鬼になって怒りを感じることがあります。
怒りという形で出てきますが、根底には今の自分を受け入れられない苦しみがあるケースが多いです。

 

3.期待されているとプレッシャーに感じる

褒められることで、期待外れにならないようにしなければと気負ってプレッシャーになるケースもあります。
実際に相手がどう思うかは別として、褒められたときの自分を合格ラインにして同じようにできなければ失望されてしまう、それを下回ったら失敗、不合格だと成果を追い求めます。
ただ成果を出せば褒められ、またその自分を合格ラインにして…と自分に課すハードルは上がるばかりなので楽になることはありません。
責任感が強かったり、他者からの評価を重視する人が陥りやすい傾向があります。

 

4.注目されたくない

ほめられるというより周囲から注目されることが苦手な方もいるでしょう。
その先で嫉妬されたり、注目されることで意識が自分に向けられることに構えてしまう方もいるかもしれません。
例えば職場で実際に周囲との関係に歪みが生じるようであれば上司に相談するのもいいでしょう。ただその前に、本当に歪みは生じているのか、自身の感じ方が影響していないかをチェックしてみるのもいいかもしれません。

 

ほめられて感じるつらさを手放すには

 

ものの見方、色々な角度から物事を見る

 

1.人によって見え方が違うのは当たり前

まず「同じものを見ても見る角度によって見え方は違う」
同じりんごを見ても、見る角度によって赤みが強く見える面と傷が目立つ面があるかもしれません。
赤みが強いものをおいしそうに感じる方がいれば、青っぽいものを魅力的に感じる方もいるでしょう。
また物に限らず、同じ作品を見ても感動する方がいればつまらなく感じる方がいます。
見え方・感じ方は人それぞれで、自分から見ると「できていない」としても相手から見ると「できている」ことがあるんだと知っておくことは重要です。
この人は「本当の私」を知らないのではなくて、この人から見ると「できている私が本当」なんだと相手の見え方をそのまま受け入れてみましょう。

 

2.他者との境界線を明確にする

私たちは社会で生きている以上他者からの評価を避けることはできませんが、他者からの評価を自分の一番の基準にする必要はありません。
例えば1つ150円で売られているりんごがあったとして、店に来た誰かが「このりんごはきっと美味しくないから50円で十分だ」と言ってもりんごそのものの味は変わりません。
逆に「このりんごはきっと美味しいから1000円の価値がある」と言っても、やはり味は変わらないのです。
つい人からどう見られているかで自分の価値がゆらぐような感覚に陥ることがありますが、誰にどう思われていようと私たち自身の本質が変わることはないのです。
他者が私たちの価値を変えることはできないし、私たちが他者の価値観を変えることもできない。
きっぱりと線を引くことが自分を守る術になります。

 

3.自分の気持ちの根底を知る

ほめられてネガティブな気持ちが芽生える理由は、「ほめられた」という表面的なできごとだけではないかもしれません。
先に書いたような自分に自信をもてない気持ちや自分を受け入れられない気持ち、失望されることへの恐怖がそんな心の反応を引き起こしている可能性があります。
何かそんな価値観が生まれる苦い経験があったのかもしれないし、もしかしたら自分自身が他者に高いものを求める癖があって無意識に自分も他の人に高いものを求められているような感覚に陥っているかもしれません。
自分の気持ちの根っこを探って整理をしたり、物事の見方や考え方を修正することが、ほめられたときの苦しさを和らげ今後の社会生活での他者とのやりとりをスムーズに受け止める道に繋がるかもしれません。
そうはいっても自分自身の奥深くに向き合うことは苦しいことですし、お一人では逆にこじれて上手くいかないことも少なくありません。

 

まとめ

ほめるとは本来ポジティブなコミュニケーションです。
そして年々「ほめる」ことがもたらす良い効果は社会的に周知され、同僚同士のほめ活やサンクスカードを取り入れる企業も増えております。そんな中でほめられることを負担に感じてしまうのはやりづらく、時に辛さを感じると思います。
相手の言葉をそのまま、自分のフィルターにかけずに受け止めることでお互いにポジティブな声掛け、やりとりを行えるようになります。
そんなスムーズな関係性を築けば、お仕事もスムーズに行えるようになるでしょう。

そうはいっても今の自分を受け止めることが難しい、ポジティブなコミュニケーションをとることが苦しい。
プラーナでは、スタッフがそんな方と一緒に考え方の整理をしてコミュニケーションの練習、就職活動をサポートしております。

 

 

お問い合わせフォームはこちらから

―次に繋げる―

就労移行支援プラーナは、あらゆる視点であなたの就職活動とその先のサポートをしていきます。お気軽にご連絡くださいませ。

お問い合わせ専用フリーダイヤル:0120-40-3229

お問い合わせメールアドレス:info@prana-g.com

前の記事 お知らせ一覧へ 次の記事