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統合失調症は仕事がつづかない?就労するにはどうすればいい?

病院で統合失調症と診断されたため、お仕事を辞めた方や休職をされた方の中で、しっかりと休養したからそろそろお仕事を始めたいなと考えているけれども何をしていいか考え込んでしまったり、気分が落ち込んでしまうことはありませんか?お仕事が出来るか不安や焦る気持ちで就職活動をしたり、復職に向けた準備をすると失敗してしまうかもれませんね。

少しでも不安な気持ちが解消できるように、そして無理のない働き方が出来るように一緒に考えていきましょう。

 

 

 

統合失調症とは

 

思考 疑問

 

まずは、統合失調症についてしっかりと理解しておきましょう。

自身の病気の理解を深めておくことで、無理をしないで就労することが出来ると思います。

この病気は脳内の神経伝達物質のバランスが崩れてしまうことで、自身の考えや気持ちをまとめることが出来なくなってしまう病気です。

100人に1人の方が統合失調症となる病気です。

 

統合失調症の症状は陽性症状陰性症状認知機能障害と3つに分けられます。

 

【陽性症状】

陽性症状の際に妄想、幻覚・幻聴・思考停止の症状がでます。

妄想は、実際にはない出来事であるが、それが本当のことのように確信してしまうことです。

幻覚・幻聴は、ない物が見えてしまったり、周りに誰もいないのに自身の悪口が聞こえてしまうことです。

思考停止は考えがまとまらず、脈略無く話をしてしまうことがあります。

 

【陰性症状】

感情純麻になってしまい、表情が乏しくなり、相手の気持ちにも共感出来なくなってしまいます。

会話の比喩など抽象的な言いまわしが理解が出来なくなるため、会話が苦痛となってしまいます。

意欲が低下してしまい何か行動を続けるのが難しくなってしまいます。

 

【認知機能障害】

物事を覚えることに時間がかかってしまう記憶力の低下、仕事や物事に集中して取り組むことが出来なくなる注意や集中力の低下、物事の優先順位がつけられなくなってしまう判断力の低下の3つの症状が出てきます。

 

統合失調症の症状は、病気の経過の時期によって変化します。

発症してから前兆期、急性期、休息期、回復期と4段階にわかれており、時期によって症状の出方が変わってきます。

前兆期:音に敏感になる、集中力の低下

急性期:陽性症状が目立つ

休息期陰性症状が目立つ

回復期徐々に意欲が回復するが認知機能障害が出てくる

 

となっています。人によっては前兆期から陽性症状が出ていたり、前兆期から休息期まで認知機能の障害の症状がずっとある方もいます。症状の出方は人によって違うので自身はどんな感じに出ているのかをしっかりと把握しておきましょう。

 

統合失調症の方はどんな風に仕事をしているのか?

 

 

統合失調症になってから働いている方は多くいらっしゃいます。

正社員として働いている方もいれば、パートやアルバイトなどといった雇用形態の方もいます。

1週間に3日~5日で、勤務時間も4時間から8時間働いている方が多いようです。

最初は勤務時間は少なく、だんだんと勤務時間を長くしている方が多いようです。

 

働く際は、自身の症状に合わせて負担が少ないようにしている方が多くいるようです。

認知機能障害の症状が強く出る方は、臨機応変の作業を避けて、単純作業で決まった仕事にしておくなどの業務をしている方も多くいます。

なるべくストレスの負荷がかからないように、一人の作業で自身のペースで働いている方が多くいます。

 

清掃業務や食品工場、軽作業などの業務で働いている方もいます。

 

また、就労する前にハローワークや地域障害者職業センター、障害者・生活支援センター、就労移行支援事業所などのサービスを使ってサポートを受けて就労の準備を行っている方も多くいます。

プラーナの就労移行支援サービスでも、統合失調症の方が多くご利用されています。

また就労して6か月後からサポートとして定着支援サービスが受けられます。プラーナの定着支援サービスは就労後からサポートさせていただきます。

不安に思うことがたくさんあると思います。会社や家族など以外からサポートを受けながら働いている方がたくさんいますので是非検討してみてくださいね。

 

働くにあたって気を付けなければならないこと

 

働くにあたりお薬を続けることはとても大切です。

焦ってしまったり、頑張り過ぎてしまうと再発してしまう可能性があります。主治医や相談員としっかりと話し、よく考えながら働く準備をしていきましょう。

 

療養時間が長かった影響で身体も心も疲れやすくなっていると思います。

以前と同じように業務がこなせないこともあると思いますが落ち込まないように、出来ることをしていくことが大切だと思います。

また、再発する可能性もありますので自身の体に気遣っておく必要がありますね。

 

再発する際は以下のような症状が出てくると言われています。

・睡眠のリズムが崩れる

・イライラする

・音や光に敏感になる

・落ち着かなくなる

・被害的になってしまう

・受け答えが適当になってしまう

もし上記のような症状があった場合には、早めの休息をとって医師に相談をするようにしましょう。

 

規則正しい生活が崩れないように心がけることもとても大切です。

仕事に慣れてくると夜更かしをしたくなったり、休日も疲れてしまいお昼過ぎまで寝てしまって夜になかなか寝れないということになりますとリズムが崩れてしまいます。

 

統合失調症の方が永く働くには

 

 

ストレスが溜まってしまうと再発してしまうことがあります。

なるべくストレスが溜まらないように、リフレッシュ方法をみつけておくことも大切ですね。

仕事が休みの日だけをリフレッシュする日にするのではなく、仕事の休憩時間や帰宅してからなど日々のリフレッシュを意識することが大切かと思います。

また、過度なストレスが溜まらないように、負担がかかる業務や再発症状などはすぐに相談できる状況が大切だと思います。

相談がすぐに出来るように上司や同僚などに病状について説明をし、自身の無理のない業務をお伝えしておくといいかもしれませんね。

 

まとめ

 

 

病気が発症してしまい、今まで出来ていたことが出来なかったりすると悲しくなってしまったり悔しい思いをすることがあると思います。

けれども焦らずに自身が出来ることを精一杯やっていきましょう。

そして様々なサポートを受けながら、負担が少なく落ち着いて働けるといいですよね。

プラーナでは、就職のためのスキルを磨くカリキュラムだけではなく、体調管理や生活習慣やストレス対策に関するカリキュラムも実施しております。興味をお持ちいただけましたら、是非プラーナ海老名へお問い合わせください。

 

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